ニ! ページ3
「君、もしかしてマネージャー希望の子!?」
急に話しかけられ、後ろを振り向くと、茶髪のイケメンと、黒髪の目つきの悪いイケメンがいた。
「あ、いえ、、。少しバレーに興味があって、見に来たというか、、。」
「そうなんだね!バレー好きなんだね!!!」
少し嬉しそうに、私の手をブンブンと握ってきた茶髪のイケメン。
少し背が高くて、大人びていて、3年生かなと思った。
「あの、バレー部の方ですか?」
「うん!といってもまだ仮入部☆」
そう言って私にウインクをしてきた茶髪のイケメン。
仮入部ということは、同じ新入生なのだろうか。
「おい、及川。そろそろ行くぞ。」
今まで黙っていた、黒髪の目つきの悪いイケメンがついに口を開いた。
「あ、岩ちゃん!ちょっとまって…!!」
及川と呼ばれた茶髪のイケメンも体育館へと行ってしまった。
「おい…かわ…!?」
さっきまで話していたあの茶髪のイケメンが、私が探していた及川徹だと気づくのにそう時間はかからなかった。
イケメンだとは聞いていたけど、あそこまで顔のパーツが揃っているとは、、。
その日の練習は、ずっと及川徹を見ていた。
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作者名:とまと | 作成日時:2022年9月19日 1時