【アイナナ】ハッピーホーム。 6th

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「モモは僕というものがありながら車の中で奥さんとイチャイチャイチャイチャ。」

「や……、その、だって、ねえ？」

「わ、私に振らないで下さい。」

「僕もAとイチャイチャするよ。」

「それは駄目！」



百さんに肩を抱き寄せられ、がっちりホールド。

逞しい身体にドキドキしてるはずなのに、妙に落ち着いて、私もゆっくりと彼の腰に手を回す。



「えへへ、温かい。」

「ちょ、やだ、ハニーったら。」

「……モモ。」

「何、ダーリン？て、うわっ。」



千さんが百さんを自身の方へと引き寄せた。

少しムスッとした表情が可愛らしい。だけど、



「千さん、今更ヤキモチですか？」

「Aこそ、急に素直になってどうしたの？」

「百さんは私の旦那さんですから。」

「僕のパートナーでもある。」

「二人とも、どうしたのさ。仲良くしよ？ね？」

「「どっちの方が好き！？」」



千さんと私で百さんに詰め寄り、同時に声を発した。顔を赤く染めてプルプル震える百さんはガバッと私達を抱き締めた。



「もう二人とも好き！大好き！てか愛してる！」



嬉しいけど、やっぱり物足りないなあ、なんて。

百さん、と名前を呼び少女漫画お馴染みの上目遣いを仕掛けて人差し指を自身の唇に当てた。



「Aってあざとい……。」

「そうだよ、小悪魔なんだ。でも乗っちゃう！」



キスしてくれたものの、してくれた箇所が頬。



「これからアイナナちゃん達が来るからね！自制心持たせてよ。」

「いや、僕もいるから。」



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「さっきの、僕にもやってみてよ。」
「む、無理です！千さんになんて、私……。おお、畏れ多くて出来ません！！」


「ねえ、どういうこと？」

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