【アイナナ】ハッピーホーム。 6th

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私は今、百さんの家でテレビにかじりついていた。理由は単純。TRIGGERがRe:valeのバックダンサーを務めたRe:valeのライブを見ていたから。

高画質で録画したものを再度、視聴。



「かっこいい……！」



天も楽も龍さんも最高にかっこいい。

それに、新曲『太陽のEsperanza』の曲調、歌詞、衣装が素敵。



「また見てたの？もうそろそろ行くよ。」

「もう少しだけ。」

「もう……。」

「ふふ。かっこいい。」

「……オレ、かっこいい？」

「うん。かっこいい。イカしてる。」



よし、また帰ってから見返そう。

時間に遅れるのだけは避けたい。そう思い、テレビを消して行こ？と百さんに声をかけたけれど反応が無い。



「…撃ち落とせるもんなら撃ち落としてみな。」

「ちょっと、オレの真似？」

「そ。駄目だよ、あんなかっこいい事したらまた百のファンが増えるから。でも、百は私の旦那さんだって自慢していいんだよね？」

「……うん、いいよ。」

「じゃ、我慢する。ほら行こ。百の運転ね。」

「やっぱオレなんじゃん。」

「横から百を見てたいの。それに私、まだ免許持ってないし。」



百さんより前を歩く私。

そんな私を後ろから抱き締めてくる百さんは耳元で息を吹き掛けるように囁く。



「そんなに見られたらオレ、興奮しちゃうよ？」



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