狗が三十一匹 ページ33
「────君、オールマイトにしか倒されたくないんだっけ？ なんでな訳？」
そう言って僕はまたヒーロー殺しに向かって回し蹴りを入れた。ヒーロー殺しはそれを刀で防御する。
「黙れ！ 貴様には関係無い！」
ヒーロー殺しはそう叫び、防御に使っていた刀を無理やり振り上げて攻撃しようとする。……いや、この場合は傷を付けようとしている、の方が正しいんだろうけどね。
だけどそれに気付かない僕じゃない。直ぐに体制を変えて別の位置から蹴りを入れた。そしてそれを受けきれなかったヒーロー殺しが飛ばされる。
……僕、足技だけは自信あるんだよねー。なぜか足技だけは人間離れしてるし。
だって本気で蹴ったら普通に5mくらい飛ぶんだよ？ だから化け物じみてたりもするんだ。まぁ、足技だけなんだけども。
ショート君達を見るとヒーロー殺しの個性の仕組みが分かったのかようやく動けていた。まだ、フラフラしてるけど、戦えそう。
「……ま、戦わせる訳にはいかないんだけども」
僕はまだしも、彼等はまだ未成年な上に仮免すら持っていない言わばひよっこなんだ。無免許の奴らが、そう簡単に戦うなんてご法度だからね。
端っこで気絶しているヒーローを抱えて、スタスタと歩き、ふらついている三人をまっすぐ見つめて言う。
「────ショート君、彼を安全な所に連れていった後でもいいから応援呼んできて。ここは君達がいていい所じゃない」
「は、でもAだけじゃ危険だ。タダでさえ、お前は────」
「────無個性だから何？ 無個性だから、何も出来ないの？ もしそう思っているのなら、その考えは今すぐにでも捨てた方が良い」
その言葉に、無個性だった出久君だけで無く天哉君まで目を見開く。
……この世界の個性持ちは、どんだけ個性がすごいと思ってるの……。
僕は呆れた様に溜息を吐いた。
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クロりんご(プロフ) - みなみさん» うわぁぁぁ！ごめんなさいすっごい誤字ってましたごめんなさい！ 今すぐに直させていただきます！ (2018年6月25日 16時) (
レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 間違っていたらすみません (2018年6月25日 9時) (レス) id: c727fd24e4 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 狗が十一匹のオールマイトの個性はワンオーフォールじゃなくてワンフォーオールですよ。頑張ってくださいね。この作品、大好きです (2018年6月25日 8時) (レス) id: c727fd24e4 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - はらさん» ごめんなさい外し忘れてました！今すぐ外させていただきます！ (2018年5月8日 20時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月8日 20時) (レス) id: d9754f68d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロりんご
| 作成日時：2018年5月8日 20時
