いち。ある日のゆーりくん ページ1
山田さいど
夏の暑さで少しジトっとした朝
「みんな起きてー！」
今日も新しい１日が始まる
俺のこの家での役目は、毎朝みんなを起こすこと
仕事によって不規則になりがちな生活を支えるためにやっている、俺の日課みたいなもの
「ふぁ…あ…おはよー」
「ねむいわ…」
おっきな欠伸をして現れる眠そうな顔ぶれ
「おはよ。いのちゃん、ひか」
一番にリビングに起きてきた二人のあとに、他のメンバーも次々とリビングに集まってくる
そして、各々に飲み物をいれたり朝ごはんのパンを焼いたり、ソファで二度寝したり…笑
いつもの光景が広がりふと気づく
「あれ？知念と薮ちゃんは？」
そう口にした時
ガチャリ
とリビングの扉が開いた
薮「よしよし、みんなにおはよう言おうな？」
侑「んぅぅ…」
入ってきたのは、知念に優しく話す薮ちゃんと、その腕に抱っこされて何やらぐずっている様子の知念
朝からこんなに甘えているのは、いくら知念でも珍しい方だ
さては…
「どっか具合悪い？」
と、知念を指さして薮ちゃんに聞いてみると
薮「うん、まあな…笑」
困った風に笑って返された
そうと分かれば、さっきまで眠そうにノロノロしていた皆も動き出す
裕「薮くん、ここいいよ。知念おろせる？」
圭「体温計ここに置くね」
大「聴診器もここに置いとくよー」
ほら、みんなもう医者の顔だ
じゃあ、俺も知念ちゃんに聞き取りしましょうかね
「ゆーり、おはよ。どこか辛いところある？」
侑「…んーん、だいじょーぶなの」
優しく聞いたつもりだけど、いつもより幼い口調の知念…いや、ゆうりは勘がいい
俺らが自然と医者になる瞬間を敏感にキャッチする
しかも医者や病院が苦手だから、体調が悪くても口をつぐんでしまう
もっと普段通りにしないと…
「お熱測ろっか」
いつもみたいに笑ってそう言うと、ゆうりの目が潤む
やばい…
「ゆうり、だい…」
侑「ぐず…やぁ！泣」
挽回の余地もなく、泣いちゃいました
今回も診察する前から大変みたいです
頑張れるかなぁ…知念もオレも…笑
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nene - 更新待ってます！ (2019年7月23日 22時) (
レス) id: 04ce8b8aba (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - もう更新していただくことはないでしょうか？ (2019年1月8日 7時) (レス) id: b95e20b84f (このIDを非表示/違反報告)
ゆ め あ(プロフ) - 更新頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2018年9月15日 23時) (レス) id: 42ea1e00a7 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - ゆーりくん可愛いです！最高です。更新楽しみにしてます！頑張ってください。 (2018年8月14日 8時) (レス) id: d45c25541e (このIDを非表示/違反報告)
やまちねゆと - 凄く面白いです！忙しいと思いますが頑張って更新してください！！ (2018年8月5日 22時) (レス) id: cfb124f6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりりんご | 作成日時：2018年7月29日 3時
