もう一人の六年は組は、あたし 参

第百二十話 ページ26

〜カナside〜

久々知「カナ先輩、連れて来ました！」

綾部「カナセンパ〜イ。何か僕にご用ですか〜？」

氷上「荷車が凹みにハマって乗り越えられないんだ。そこで、お前に少しならして貰おうと思ったんだが、出来るか？」

すると喜八郎は、荷車と地面を交互に見て『うぅ〜ん…』と行って考えている。

綾部「出来そうですよ。」

氷上「そうか、助かる。穴を掘るんじゃないぞ、ならすんだからな。」

綾部「そんなに言われなくてもわかってますよ〜。」

喜八郎そう言ってならし始めた。少し拗ねているが、これくらい言っておかないと大変な事になったら困るからな。





綾部「カナセンパ〜イ。出来ましたよ〜。」

氷上「あぁ、助かっt…どわっ〜！」

ﾄﾞｼﾝｯ！！

久々知「うわぁ！？カナ先輩！！」

食満「カナ！無事か！？」

ほ、星が見える…星がクルクル回っている〜…

痛たた。喜八郎のヤツめ、あたしを落とし穴にはめやがって、何してくれるんだよ！

綾部「だーいせーこー！ちょ〜っとイラついちゃったんでー、僕の穴に落ちてもらいましたー！」

ﾎﾞｶﾝｯ！！

潮江「バカタレ！喜八郎！ちょっとイラついただけでカナを落とすな！！」

鉢屋「あちゃー…」

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