第百十九話 ページ25
〜カナside〜
潮江「カナ!一旦止めて、どうやって乗り越えるかを考えるぞ。」
と、文次郎が言った。まぁ、闇雲に押したり引いたりするだけでは、どんどんあたしらの体力が削られていく一方だからな。
氷上「よし、わかった。とりあえず、凹みの現状から見て考えるぞ。」
潮江「あぁ。」
みんなで一旦押したり引いたりするのを止め、凹みの所に集まった。見てみると、それなりに深い凹みだった。
竹谷「こりゃ、苦労する訳だ…」
尾浜「…足で少し掘ってみるってのはどうですか?」
勘右衛門が、足で凹みを右肩上がりになるように掘って、乗り越えるという考えを出した。
氷上「まぁ、悪くは無いんじゃないか?なぁ文次郎、留三郎。」
食満「そうだな、一度試してみるか。」
潮江「あぁ。」
二人とも試してみようとの事なので、やらせる事にした。
氷上「勘右衛門。無理だったら言えよ、他のやり方も考えてみるからな。」
尾浜「はい。」
そして、勘右衛門が掘り始めた。だが、
尾浜「あ、あれ…?カナ先輩。地面が硬すぎて、足じゃ無理です〜!(泣)」
氷上「地面が硬い…?」
久々知「そういえば、最近雨は降ってませんでしたから、その影響では無いでしょうか。暑い日も続いてますし…」
そうだった、最近雨が降ってないんだ。こうなったら、あいつの出番かな…
氷上「兵助。急いで、喜八郎を呼んで来てくれないか?」
久々知「はい、わかりました!」
喜八郎なら、いつも持ち歩いている踏子ちゃんで何とかしてくれるかもしれないと思い、兵助に呼んでくるように頼んだ。
鉢屋「カナ先輩。喜八郎を呼んでどうするんですか?」
氷上「勘右衛門が足で削る事が出来なかったから、今度は喜八郎の踏子ちゃんで削って貰おうと思ったんだ。」
まぁ、喜八郎を呼んできっちりと説明をしないといけないんだがな。だって、説明しなければ、あいつは穴を掘って更にキューちゃんがハマってしまいそうだからな。
終いにはには落ちるか、道が穴だらけになるかなんだろうというのが、目に見えている。
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*:.。. kana.。.:*(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんの事、気に入ってくださってありがとうございます°ʚ(*´˘`*)ɞ° (2023年2月12日 7時) (レス) id: b349f693ac (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - うわぁ主ちゃんの性格ドタイプですわ〜 (2023年2月12日 0時) (レス) id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
*:.。. kana.。.:*(プロフ) - わそ姉大好きリスナーさん» ありがとうございます!続きも楽しんでくださいね!ദി ᷇ᵕ ᷆ )♡ (2023年1月27日 22時) (レス) id: b349f693ac (このIDを非表示/違反報告)
わそ姉大好きリスナー - 面白かったです、(^^ω)続編に行ってきま〜す (2023年1月26日 22時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
*:.。. kana.。.:*(プロフ) - 忍たま好きさん» ありがとうございます!(*^^*) (2022年12月20日 22時) (レス) id: b349f693ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*:.。.kana.。.:* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時:2022年7月3日 12時