拾陸 ページ32
「だからふざけただけなんだって…。さっきのは面倒だから避けなかったの」
「し、しかしっ！」
あれから長々と論戦が続いていた。全く彼らは納得してくれない。
「…しかしも何も実際私は怪我なんてしてないわよ？
何度も言うけど長義くんと私は本当に仲のいい(私の中では)友人関係…で対立とかしてないからね！…毒舌だけど！
前に来た小狐丸と獅子王に鯰尾、小夜ちゃん…あと光忠と鶴丸国永にはもう紹介したから…
てっきり聞いたとばかり思ってたのに…巫山戯ちゃったじゃない」
ちなみにこちらの加州と大和守は前にも来たことがあるが、その時長義は用事があったらしくこちらに来なかったので、長義と面と会って話すのはこれが始めて…のはずだ。
最近、長義がここの滞在時間が減ってきているから彼らが長義を知らなくても普通だと思う。
「ふざけないでくれ。俺が困る。」
すかさず長義から突っ込みがきた。
前回もだが、なんで皆長義を嫌うのかわからなかった。
前回〜〜台詞のみ〜〜
「ぬしさま、今日もなんと可愛らしい。永遠に眺めて「はい、眼科行こうねー。あと、私はぬしさまじゃないよー。」
「"ガンカ"ってどんな所なんです？」
「眼科は目を見てくれる専門のところ。それより太もも触らないで。」
「えー、嫌ですよ。」
「そんな可愛い笑顔で言わないでよ！
なんか断れないじゃない！」
「じゃあ、もっと触ってもいいですか？」
「そのテンションでセクハラ行為をするなんてドSかっ！」
「はあ…ぬしさまのそのお顔もいいですね。」
「なんか恐いよ！？」
「その…大変そうだな！」
「獅子王…？
あのね、この世で最も罪なことは傍観することなんだから！」
「うわっ！？…そう言われてもな」
「……じゃあ、僕も？」
「小夜ちゃんは何も悪くないよっ！むしろ居てくれるだけで癒しだから！」
「…良かった。」
「じゃあ俺は？」
「獅子王は駄目。」
「即答かよっ！？」
「貴方ならなんとかできるって信じてるもの！」
「えっ！？…そ、そう言われてもなー」
「……なんで照れてるの？」
「っ！照れてねぇぞ！？」
「…怪しい。」
「ぬしさま、もっとそこを……っはあ、いいです。」
「……髪をといてるだけなのに、変なことをしている気分が…。」
「じゃあ、しますか？俺、やり方知ってますよ！」
「ぎゃぁあ！？勘弁してくださいっ！？」
「もうー、暴れないでくださいよ。」
「鯰尾が変な事言うからでしょう！？」
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作者名：沙恵燬 | 作成日時：2019年2月1日 1時
