今日もここから 。

ON AIR 31 ページ33

・

｢どうも！おはにちばんは 〜 ！Aです！｣

あれから五日くらい経ったけど まだ固まっていない。
普通に動画を撮って 普通に 東海オンエアのアシスタントをして 普通に てつやとも接して 普通に とし とも接して。

｢…おっけ！お疲れ様皆！｣

て ｢ありがとうな！｣

｢いいってことよ！｣

虫 ｢Aちゃん、自分の動画もあるのに…｣

｢いいのいいの！ 大丈夫！｣

と ｢登録者数もバリ増えてるやん｣

｢いえーす！5万人だよ ！｣

り ｢えらいえらい。｣

｢えへへ。ありがとう 〜 ｣

し ｢ばーか｣

｢なんで！？｣

こんな感じに、普通に …

し ｢出来てないやん｣

｢ばかああ頑張ってるの！私は！｣

し ｢ひっっさしぶりに岡崎に帰ってきたかと思ったらてつやと別れてるわ元気は無いわ決めつけはとしみつと揺れているだと！何やってんだよ〜｣

｢うあああゆーすけええ｣

久しぶりに岡崎に帰ってきたゆーすけに勘づかれ 居酒屋に強制連行。ついでにりょうちゃんも居る。

り ｢そのままてつやで行くかと思ったのに｣

｢私もそうだと思ったんだよ、でもね、アプローチしてくる とし をね 振り払えないんだよ。なんでだと思う 〜 ？？？｣

お酒も入り ベラベラ喋る。

し ｢答え出てると思うんだけどな 〜 ｣

｢うそ！？｣

り ｢まじで？すげえなしばゆー｣

し ｢俺が今まで見てきた限りだぞ？てつやのことは悲しいことも笑いに変えれるから好き。でもとしみつのことは 悲しくても好き。って感じやん。学生ん時から｣

り ｢…流石幼馴染だな｣

｢…凄い。｣

ゆーすけの言う通りだ。私の悲しいことを気づいて助けてくれて幸せにしてくれるのがてつや。そして としみつ が 私の悲しいと楽しい、幸せのきっかけだ。

｢…私、そうだったんだ。｣

し ｢お？｣

席から思い切り立ち上がる。

｢私、行ってくる。｣

り ｢決めたんだ？｣

｢決めるも何も…最初から決まってたんだよ。あーもう！私の馬鹿！行く！！｣

り し ｢いてらー｣

り ｢どっちにしたんだろうね｣

し ｢んなもん。あいつだろ｣

り ｢誰だよ｣

し ｢…｣

り ｢なるほどね。しばゆーってアホだけどちゃんとAの幼馴染なんだね｣

し ｢ちゃんと幼馴染ってなに？？｣

━━━━━━━━━━━━━━

走り駆け抜ける。

岡崎の街には色んな思い出がある。

どこもかしこも。思い出ばかり

思い出に思い浮かぶのは…あの人だ。

ON AIR 32→←ON AIR 30

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す