ON AIR 29 ページ31
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重い口を開く。
「…あのね、てつや」
て 「うん。」
「私ね、てつやのこと 大好きなの。これは本当に。ちゃんと 男の子として てつやのこと 大好き。」
て 「…ありがとう」
「でもね、とし のこと振りほどけないの。心はてつやでいっぱいの筈なのに とし のこと嫌いになれないの。もう私どうしたらいいか分からへんの…」
て 「…ん。分かった。ありがとう話してくれて。」
てつやに撫でられる。そう子の手が大好きな筈なのに、なんでとしを振りほどけない。
て 「1回離れようか。」
「え?」
て 「1回距離を取ろう?そしてゆっくり考えて。」
「でも、ユニバ…」
て 「いいんだって。Aの気持ちの方が大事だしな!」
ああ。なんでこの人って …
「なんで、そんなに 私のこと思えるの?」
て 「なんでって…」
「私、顔も普通だし性格も普通だしなんの取り柄も無いのに…なんでそんな風に思えるの?」
て 「なんでだろうなあ。いや、なんじゃこのクソアマとか思う時あるけどさ、それでも好きなんだよな〜 なんか分からんけど好きなんだよ。ずっと」
「てつや…」
てつやに優しくキスを落とされる。
て 「ふは。最後に。」
「てつや…」
私の顔は涙でぐちゃぐちゃ だった。
てつやの目にも うすらと涙が見えた。
て 「大好きだ。」
ちゃんと向き合わなきゃ。私にも とし にも てつや にも。
ごめんね、てつや。大好きだよ。
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そのまま 部屋は貸してもらえることになった。
でも もう恋人ではない。
心にぽっかり穴が空いたみたい。
皆はなにか 気づいてそうだったけど
何も聞かずにいつも通りに居てくれる。
皆の優しさに嬉しくなる。
2週間。 この間に私の答えを出す。
取り敢えず私は としの家に行ってみることにした。
私の気持ちを確かめるために。
と 「ココアでいい?」
「いつもココアだね(笑)」
と 「ばっか、お前コーヒー、カフェオレしか飲めねえじゃん」
「紅茶は?」
と 「んな洒落たもんねーわ。」
「オシャレなのか…?」
と 「んで?話とは」
「あ、あのね。」
「てつやとは別れたの。」
と 「…は?」
「距離を置くことにしたの。」
と 「は?なんで?は?」
めっちゃ動揺してる。
そりゃそうだよね。いきなりだし。
「私の中で…てつやととし で迷ってるの。」
ゆっくりゆっくり自分の気持ちを話していくんだ。
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ぽぽ(プロフ) - まあこさん» その先は3人に任せてるのでお楽しみにしててください^^*ありがとうございます!これからもお願いしますね^^* (2018年2月17日 22時) (レス) id: 9e6509493e (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつつさん» わあ(泣)本当に嬉しいお言葉ありがとうございます!!頑張りますのでこれからもお願いします^^* (2018年2月17日 22時) (レス) id: 9e6509493e (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - ゆめこさん» ありがとうございます!励みになります!頑張ります(*⌒▽⌒*) (2018年2月17日 22時) (レス) id: 9e6509493e (このIDを非表示/違反報告)
まあこ(プロフ) - としみつ落ちになればいいなと思って毎日見てます(^^)これからも頑張って下さい!応援しています(^^) (2018年2月17日 21時) (レス) id: 035f318b88 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - ぽてとさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます ! 亀更新ですがこれから宜しくお願いします! (2018年1月15日 11時) (レス) id: a67a356de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2017年10月2日 13時