今日もここから 。

ON AIR 10 ページ11

・

と ｢最近どうなん？岡崎帰ってきて １ヶ月くらい経ったけど。｣

夜景ではしゃいで 車の中。下道でゆっくり帰ろうってなった。

｢楽しいよ！皆居るし｣

と ｢なら良かったわ(笑)｣

｢どうして？｣

と ｢いやあ。アシスタントどうなんと思って｣

｢それも楽しい！なんか出来なかったこと出来て楽しい。｣

と ｢そうかそうか。...気になる奴とかは？｣

なんでこんなこと聞いてくるんだろう。
ねえ、ちょっと期待してもいい？

｢...いるよ｣

と ｢え！？まじで！？誰！？｣

ここで としだよ なんて言ったらどうなるんだろう 。でもまだ言えない。言うのが怖い。
でも ...

と ｢もしかしてさ｣

｢え？｣

何 ？ 胸が高鳴る 。 ちょっと期待する。
｢俺じゃない奴なら嫌だ｣とか言われたい。
ねえ。とし ...

と ｢りょうとか？｣

｢え？｣

と ｢昔から仲ええやん。もしかしたらそうなんかなと思って｣

まあんなこと言われるわけないよね。知ってたわ！！けどなんでりょうちゃんやねん！(

｢なんでりょうちゃん ！ んなわけないじゃーん｣

と ｢そうなん？りょう お似合いだと おもったのにな ｣

そうか。としには そう見えるのか。
なんかショック。とし に 私はそういう風に見てないよって言われてるみたい 。

｢りょうちゃんと私？どう見てもイレギュラーでしょ(笑)｣

と ｢そんなこと無いんじゃね？付き合っちゃえば？｣

付 き 合 っ ち ゃ え ば ？
この言葉は私には重すぎた。
悲しさ が凄かった。
全部ぶち壊したくなった。

｢付き合わないよ！！！なんでそんなこと言うの！？としにだけにはそういうの言われたくなたかった！！！！！昔も今も私が好きなのは とし だよ ！！！！ 私は とし が好きなの ！！！！！！ばか！！！！｣

飛び出した。あそこに居たく無かった。
はあ ... 昔から感情的になってしまうのは変わらない。
しかも とし に告っちゃった。ずっと言えなかったのに。

｢てか どうしよう｣

運良く(？)岡崎に近いとこだけど としの家には帰れないしな ...
涙も止まらんし ... はあ ...

｢A？なんしてんの？｣

｢... てつや｣

そこには いかにもコンビニ帰りの てつやが

｢てつや ... 泊めてくれない？｣

て ｢え？としみつは？ ... いいよ。おいで｣

何かを察したんだろうな。聞かずに居てくれるのは てつや の 優しさ。
多分 とし 心配してるだろうから りょうちゃんに事情を説明して 行っておいて貰った。

ON AIR 11→←ON AIR 9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す