続き ページ29
sm side
sh「スマイル…?」
直ぐ後ろにシャークんが立っていた。
ヤバイ。
シャークんは俺の血が付着している指の腹に目をつけ、直ぐに、大丈夫か？と声をかけてくれた。
sm「ああっ…だ、大丈夫だよ(笑)」
sh「スマイル、『(笑)』↑とか書いてあるけど笑えてないよ？wしかも耳垂れてんじゃん」
そう言って彼は固まっていたスマイルの手をそっと握り、
そのままスマイルごと洗面台へ連れていく。
sm「んえっ？何すんだよ…」
sh「いいからいいからw」
そしてシャークんはスマイルの後ろに立ち、スマイルの手を軽く握りなおすと、怪我した方の指を優しく水洗いしてくれた。
sh「怪我したらちゃ〜んと綺麗にしてないと、菌が傷に入って治りが遅くなるよ？」
sm「……へぇー…//」
シャークんって結構こういう所しっかりしてるんだな…とか思いながら、ふと我にかえる。よくよく今起こっている状況を考えると益々顔が火照っていく。
鏡を見れば直ぐだが、俺はシャークんに半ばバックハグをされるような状態でいるのだ。
背中と自分の利き手に触れる彼の細くて綺麗な手を見ていると気分が落ち着かなくなるため、できるだけ見ないように…と目を瞑ると、
sh「!ごめん。痛かったか？」と聞いてくる。
sm「痛くはないよ。ただ…」
sh「ただ…?」
!!!!やべぇ、言っちゃったし。
実は、俺はふと思ってしまっていたのだ。
もっと強く抱き締めてほしい…なんて。言えるわけがないよこんなこと… //!!
sm「ナ↑っ 、何でもないよ//w」
sh「…ふーん。本当は？」
sm「..へっ！？//」
その時シャークんがスマイルの尻尾に手をかけた。
sh「本当はさ…」
シャークんは尻尾に触れている手をゆっくりと動かし、
更に背中の筋をなぞってくる。
それと同時にゾクゾクとした感覚が背をはって行き、スマイルはビクりと身を震わせた。
sh「もっと…」
そしてシャークんは猫耳の方へ口を近づけ、言った。
「構って欲しいんじゃないの?」
一気に顔が熱くなる。
sh「おっ、当たりかな？」
sm「ちがっ…うぅっっ!??///」
さっきのゾクゾク感より人一倍大きなものを感じとる。
俺の尻尾には彼の尻尾が絡み付いており、腹部に水で若干冷えた手が触れる。
sm「んっ…ぁっ///」
俺は耐えきれず声を漏らした。
耳に 吹きかかる吐息で余計に気が可笑しくなりそうだ。
〜
かっと
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
豚(プロフ) - (作者です。一時的に名前変わってます。) (2021年8月27日 7時) (
レス) id: d402b61f68 (このIDを非表示/違反報告)
豚(プロフ) - 猫大好きさん» 分かりました！最近時間の空きが少ないので、結構お時間掛かるかと思いますが…。お待ちくださいm(__)m (2021年8月27日 7時) (レス) id: d402b61f68 (このIDを非表示/違反報告)
猫大好き - リクエスト失礼します!!knkrのknさんが猫でkrさんが人間の甘々なやつが見たいです!!いきなりすみません!お願いします! (2021年8月21日 20時) (レス) id: 932515d6d7 (このIDを非表示/違反報告)
ぼたん - ブルークがガチ猫とか天使すぎて叫んじゃいます。 (2020年12月9日 21時) (レス) id: b2dbfb4eb5 (このIDを非表示/違反報告)
飴好き(プロフ) - 既に好きです・・・お忙しい中リクエスト応えてくださりありがとうございます！続きも楽しみにしてます！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: 6e02402620 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
