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憂鬱な掃除当番 ページ9

放課後がやってきた。
昼休みの途中から気づいたが、女子からの視線がヤバい。まるで獲物を狙うハイエナのようだ。ハイエナは死んだ生き物でも食べるらしいが、私は生きている。食われたくはない。
もちろん、私と一緒の当番の女子たちがもうぎらついた目で私を睨んでいる。臨戦態勢ばっちりだ。
ちなみにに物理攻撃の五月さんがいないのも痛い。が、彼女が痛い目に合わないで済むならそれでいい。
「さぁて」
五月さんと一緒のうちは物理攻撃を恐れていた女子が、デッキブラシとトイレブラシを構える。
やる気満々だな。
「ふっ」
いい構えで薙ぎ払い。いい動きだが。
「はぁ、わかってないようだから教えてあげよう」
私に当たる寸前でデッキブラシは不自然に跳ね、振り払った女子にかこん、とぶつかる。
「五月さんは確かに物理攻撃特化だけどさぁ」
私はにやりと二人のあほ面を見て笑ってやった。
「なんで私が物理攻撃できないと思ったの?」

ま、嘘だけど→←ツートップ



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設定タグ:トイレの神様 , 神様嫌い系女子 , コメディ   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月20日 20時

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