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呆れ ページ22

「一応、こういうのが見えるってのは、慣れてるからな。ガキの頃から」
「ふぅん。特殊家系ってわけ?」
「いんや。一族では俺が初らしい。突然変異か何かだろうな」
明らかに呆れられたのだが。
「まあ、魁の周りに何かいるのはわかってた。魁は普通に暮らしたいようだから、関わらないつもりだったんだが」
俺はふわ、と欠伸をして、ベランダにぼうっと立つ影を見る。
「しょうぶしたぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
「何だあれ」
さすがに血眼になって勝負下着って叫んでるオバサンの幽霊を見過ごせるほど俺は呑気ではなかった。
生き霊が説明する。
「ここの地縛霊よ。こないだまでもう一人いたのだけれど」
なるほど、三條はこいつに夢枕に立たれたのか。ざまぁ。
だが、もう一人いた、ということは何らかの方法で成仏したのだろう。
魁の夢枕に立たれても困るしな。
「一肌脱ぎますか」
生き霊に呆れの溜め息を吐かれた。

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設定タグ:トイレの神様 , 神様嫌い系女子 , コメディ   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月20日 20時

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