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安堵に包まれて ページ20
「っと……寝たか」
くたりと寄りかかってきた魁を受け止める。まあ、今日は色々あったし、毎日三條といて、気も張っていたんだろう。
俺は敷いていた布団に寝かせ、コミュニティサイトを開く。
薙刀「がく、寝たぞ」
季節外れ「よかったです」
薙刀「ナチュが来ないな」
季節外れ「ナチュさんはつっくんさんにみっちりお仕置きするそうです」
それは怖い。
四善は普段は天然だが、怒らせると怖いのだ。よくいる怒らせたらあかんやつである。
子どもの頃、俺も女の子を泣かせてしまったときにこっぴどく説教を受けたことがある。
とりあえず三條、ざまぁみろ。
さてと。
「……出て来い。俺には見えてる」
俺はそれらに向かって呼び掛けた。
「そは誰か、主を害す者ならば、藤は咲きたることもなくあり」
「我は谷。川の流れに身を任せ、山を見守る草木となり」
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月20日 20時