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三條の対処 ページ17
「だが、あの野郎をそのまま放置しておくのも危なくないか?」
六谷が言う。確かに、三條をそのまま放置するのは危ないかもしれない。私の貞操という意味で。
「どうしようか」
でも、ぽい、とその辺に捨てられるほど私はクズではないし、いっそのこと勝負下着のオバサンに魘されてしまえばいいと思うんだ。
そこで手を挙げる四善。
「あたしに任せてくれないかな」
「四善?」
四善の目は珍しく据わっていた。あの天然ふわふわガールの四善が怒っている。なんか怖いぞ。
「つっくんにはちょっと灸を据える必要がある」
「でも、四善が襲われたら……」
「ないから」
「つーか、襲われても、四善強いからな」
柔道と剣道やってるらしい。怖い。
「でも、魁さんが一人というのは、いくら事故物件とはいえ……」
五月さん優しいな。
「大丈夫だ」
私より先に六谷が言う。
「俺がここに泊まらせてもらう」
What!?
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月20日 20時