検索窓
今日:19 hit、昨日:10 hit、合計:841 hit

後始末 ページ15

「……ということがありまして」
「うわぁ」
事情を軽く説明すると、四善がドン引きした。
「学校一のイケメンがストーカー気質のヤンデレとは、千年の恋も覚めそう」
「それな」
すると、唐突に六谷に抱きしめられた。
え、どゆこと?
「……怖かったな」
頭を撫でられる私。あれ……なんか、不思議な気持ち……
心に溜まっていた熱を持った泉が溢れ出してくるような。
気づくと私は泣いていた。
「ろっくんって男のくせに母性に溢れてるよね」
「五月蝿い」
そんな会話を聞きながらは、私は赤ん坊以来の涙を流した。

で。
「……これ、どうしようか」
ひしゃげた玄関の扉を見る。五月さんすげぇって思ったけど、終始ごめんなさいモードだったので責めないでおいた。
「あー、これ、うちで業者に頼んどくわ」
ここで六谷。
「え、まじ」
「料金は心配すんな。これでも貯金はあるんだ」
拝んどこ。
「あと、一日一回見回りに来る」
六谷さまさまだな。ありがたやありがたや。

事故物件って便利→←それはこっちが聞きたい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:トイレの神様 , 神様嫌い系女子 , コメディ   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月20日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。