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広臣「えー、じゃあ気になるやつができたとか?」
「気になる?…男の人だけど、仲良くなりたい人ができた、って感じだったらある」
広臣「うそ、珍しい」
って口元に手を持っていって
すっごい大袈裟なリアクションをしてくる。
広臣「友達になりたいってことだよね?」
「そう。友達になって、お店じゃなくて外で会って遊んだりご飯行ったりしたい。健くんや臣さんはしてくれないから、その人としてみたい」
健二郎「Aは外で俺らと会いたかったの?」
「えっ…う、うん」
心臓がヒュッてした
黙って聞いてた健くんがいきなり、しかも久しぶりに聞いた標準語だったからびっくりしてしまった
「だって、友達だけどお店でしか会ったことないし、ご飯も行ったことないし、何も教えてくれないし」
「その人とはできるようになろうと思って。頑張ってみようって思ったの」
ついつい、健くんと臣くんへの不満をぶちまけてしまった
広臣「…そっかぁ。ごめんね全然遊んであげれなくて」
ぽんぽんって宥めるように撫でてくるけど、本当はそんなこと思ってないんでしょ、臣さん。
なんて可愛くないことを考えてしまう
健くんたちを初めて見たのは仲良し7人組で来てるお客さんだった。
その7人はほんとに可愛がってくれて、店長の発言から
じゃあ今日から友達ねって言ってくれて。友達がいない私にはそれがすごく嬉しくて。
7人揃わなくても、1人でも店に来てくれていっぱいしゃべって、それが更に嬉しくて
私はめちゃくちゃ7人を気に入ってたけど、みんなはそうじゃなかったのかもしれない
ああ、今日は萎える日だ。ガン萎えだ。泣きそう。
健二郎「…ごめんな、A。今絶対7人のこと考えたやろ?俺らにも色々あってさ、許して?外で遊ぶ時間が無い分、みんな店に来たらお前のこと可愛がってくれてるやろ?
そんだけみんなAのこと妹のように可愛くて、好きなんよ」
なんて、真剣な顔で健くんが言う
ずるい。そんなの、
「分かった、…ごめんね!変な事言って!」
こんなことしか言えない。
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まるげりーた(プロフ) - すぬーさん» ありがとうございます!!頑張ります(*^^*) (2018年6月18日 13時) (レス) id: 7dbdbb8604 (このIDを非表示/違反報告)
まるげりーた(プロフ) - さやさん» え、そうなんですね…(´・_・`)そういうの疎くて…でも、小説なのでストーリーに加えたかったりするんです(;_;)これからもよろしくお願いします!! (2018年6月18日 13時) (レス) id: 7dbdbb8604 (このIDを非表示/違反報告)
まるげりーた(プロフ) - シーザーさん» わーー嬉しいです!ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします(><) (2018年6月18日 13時) (レス) id: 7dbdbb8604 (このIDを非表示/違反報告)
すぬー(プロフ) - 更新楽しみにしています! (2018年6月18日 0時) (レス) id: 266e933d15 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ここ最近ニュースで取り上げられてるテーマだけど小説ならアリかな(^^;)これからの展開が楽しみです(^ ^) (2018年6月15日 15時) (レス) id: 9e18d492f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まるげりーた | 作成日時:2018年6月7日 3時