オトナノヒト 【数原龍友】

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店の入口の方を見ると




「あ、臣さん」

広臣「Aちゃんやっほー」

「やっほー(棒)」



健くんのお友達の広臣さんこと臣さん



広臣「棒読みすぎね？」

健二郎「臣ちゃんお疲れ〜」

広臣「お疲れ〜。店長お久しぶりっす」



いえーいなんて3人でハイタッチしてる

仲良しだなぁ



「はい、どーぞ」



臣さんにも同じく勝手にビールを出す



広臣「えーレモンサワ」
「ん？」


広臣「かんぱーい！」



臣さんが嫌いでこんな態度なんじゃなくて、好きだからこうなっちゃうんだよね。



広臣「はーっ、やっぱ仕事終わりのAが入れてくれたビールはしみるね」

「さっきレモンサワーって言ってたじゃん」

広臣「まぁ、人の気持ちって変わるじゃん？」

「うるさー」


ほんとにクールな見た目でお調子者なんだから。



「あっ、ねぇ臣さんってなんのお仕事してるの？」


健くんが教えてくれなかった腹いせに臣さんのお仕事を聞いてみる


広臣「え？今まで聞いてくることなかったのに珍しいじゃん」



ってなぜかちょっと焦ってる感じの臣さん




健二郎「臣も俺と同じ仕事場やで」


なぜか

すかさず健くんが答えてきた



「健くんに聞いてないし…って同じ仕事してるの？へー。知らなかった。」



ふーん。と続けて言い、それ以上は聞かない


どうせこの先は教えてくれないんでしょ。



ああ、今日はなんか嫌な日だ。

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