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 ────恋って何だろうってずっと思っていた。


 運命の人に出会うまでは、きっと傷が絶えなくて。出会ったとしてもずっと傷だらけなのかもって。だったらそんなのしない方がいいんじゃないかって思うこともあった。
 でも、でも、でもね。今は思うんだ。天元くんとなら、傷だらけでもいいなって。悲しみも痛みも天元くんと一緒ならきっとそのうち雨になって、いつかは花を咲かしてくれると思った。
 その花は周りから見たら平凡で普通で、公園とか道端に咲いてるただの花かもしれないけど、私たちにとっては特別で唯一の綺麗な綺麗な花になる。それでいいの、私たちはそれでいい。私たちにとってそれが特別な恋ならそれで構わないの。


「……派手にやってんなァ」
「ああ」
「煉獄、お前これでいいのかァ」
「……いらぬ心配だ、不死川。大切な幼馴染と大切な友の祝いの日なんだ。何も悔いはない」
「男の中の男だなァ」


 仄かに頬を染めながら見つめ合い、今まで大切にしてきた想いを伝え合う、そんな二人を見た煉獄が感じていたのは言葉にし難いが、しかし決して全部全部、胸を焦がし苦しめるようなものではなかった。
 煉獄にとっても二人の門出というこれは雨となって、煉獄杏寿郎という一人の少年を双葉からずっしりと重みのある花へと導くのだ。


「────おめでとう、A、宇髄」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 宇髄天元 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:恋愛
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三月の専属ストーカーなつめみく - れんごくさんがむせるとよもっ、って可愛すぎて一人で悶絶するわ (10月25日 16時) (レス) @page3 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ひよさん» ひよさん、またお会いできて本当に嬉しく思います、そしてコメントもありがとうございます(;_;)天元様と夢主のキラキラして輝く瞬間と2人の葛藤を書けていけたらな、と思っております。ゆっくりではありますがお付き合い頂けると嬉しいです!よろしくお願い致します! (2022年5月5日 18時) (レス) id: 1ceb99e799 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 蓮さま、新作ありがとうございます!! 学校のアイドル、天元さまは似合いますね♡ 純な夢主ちゃんと天元さまの恋がどう進むのか楽しみです。更新はどうか、無理のないペースで!! (2022年4月29日 20時) (レス) @page7 id: a2712468ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年4月24日 14時

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