「俺の話」 ページ19
貴「和！」
連れてこられたのは焦凍くんの部屋。
フローリングが畳になってるし、窓はカーテンじゃなくで障子。聞けば焦凍くんの家は日本家屋でフローリングは落ち着かないらしい。
貴「私の家も日本家屋なんよ
落ち着く〜」
轟「Aん家もそうなのか」
貴「うん！」
とりあえず座れと促されて畳の上に正座する。凄いな、落ち着かないとは言えここまでするとは。やることの規模が違う。
貴「あ、コスチュームについてだっけ
何が改良する？」
轟「あぁ、コスチュームが少し燃えちまって…
直せるか？」
貴「うーむ……特殊繊維だから何とも…
パワーローダーせんせに明日聞いてみるよ」
轟「頼む」
うん！と返事をするとしばしの沈黙。
……もしかしてコスチュームに関してってこれだけ？話終わっちゃったけど？うそん。というか考えてみれば男の人、ましてや彼氏の部屋に入るなんて人生初めての経験なのだが。
え、何すればいいの？何話せばいいの？そんな事を悩んでいると、それを察したかのように焦凍くんが話し始めた。
轟「俺の…話、聞いてくれるか？」
さっきまでとは違う雰囲気。私が顔を縦に振ると焦凍くんは、ありがとうと言った。焦凍くんの目を見て、これから大事な話をすると確信したので思わず身構えた。
轟「俺の親父はエンデヴァーだ
ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せたが、万年No.2
それだけに生ける伝説オールマイトが目障りで仕方なったらしい
自分ではオールマイトを超えられねぇ親父は次の策に出た」
─────個性婚
個性婚とは自身の個性をより強化して継がせる為だけに配偶者を選び、結婚を強いる。超常が起きてから第2〜第3世代間で問題になったものだ。倫理観の欠落した前時代的発想。
それがまだ続いていたなんて。
轟「親父は母の親族を実績と金で丸め込み、母の個性を手に入れた
俺は個性が発覚してからやつの最高傑作として訓練を強いられた」
あぁ、だから彼はお父さんを嫌っていたのか。何でそこまで嫌悪しているのか不思議に思ったが、あの時は反抗期と勝手に思い込み、深くは聞かなった。
轟「記憶の中の母はいつも泣いていた
「おまえの左側が醜い」と母は俺に煮え湯を浴びせた」
貴「！！」
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きよりん(プロフ) - 小雪さん» スランプとは思えない仕上がりです‥！そうですか‥では次回を楽しみにしてます！とても面白かったです〜！(^^) (2018年7月15日 19時) (
レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - きよりんさん» スランプ中でむしゃくしゃして無我夢中で思い付き全て書きました（笑）ので続編や番外編の予定は無いですね…すみません……また面白いものを思い付いたら新しく作りますー！ご覧頂きありがとうございました！ (2018年7月13日 22時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
きよりん(プロフ) - 3日間書きなぐってこの高クオリティ！？とても面白かったのでそんな短い期間だとは思いませんでした、凄い！その後の短編や番外編の方は予定ありますか！？ (2018年7月13日 20時) (レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - ルディさん» ﾋｪ！ありがとうございます！書き殴り作品なので続編までは考えてなかったです（笑）最後までご覧になっていただきありがとうございました！！ (2018年7月13日 11時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 紫苑さん» 終わりましたー！もちろんイチャコラ致しましたとも！Let's妄想！！最後までご覧になっていただきありがとうございました！ (2018年7月13日 11時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪 | 作成日時：2018年6月30日 15時
