「告白」 ページ17
雄英高校に入学してから数回目の告白。申し訳ないが、告白してくれた人達の名前、全員知らない。私は付き合いが長くなりそう、興味がある人達の名前しか覚えない性がある。
断った後、工房に用があると言ってそそくさと私は逃げた。だってあのきまづい空気は耐えられないもの。
貴「(……そんな事より
何で私、轟くんの名前を言っちゃったんだろ…)」
"好きな人がいる"というのはいつも使う断る為の口実だ。好きな人を聞かれたら、秘密！とか何とか言っていくらでも騙せただろうに。
だが、聞かれた時すぐに頭に思い浮かんだのは紛れもない轟くんだった。1番接している男子だからだろうか、初めての依頼者さんだからだろうか、それともコスチュームをデザインしたから───…
貴「どれも違う、気がする……」
轟「何がだ？」
貴「ﾋｮｱｯ！！？」
びびびびびびっくりしたぁ！と言うと、轟くんは悪い、といつも通り謝ってくれた。いや、廊下で考え事をしていた私も悪い。ごめん。
轟「あと、さっきの聞いちまった」
貴「さっきの…？」
それも合わせて悪い、盗み聞く真似しちまって…と轟くんはまた謝る。謝ってばっかりだなぁ。
というかさっきのってなに？さっきの？さっきの…さっきの。
───ヒーロー科の、轟くん
自分の発言を思い出し、冷や汗がダラァッと流れた。……ま、まさかなぁ。そんなピンポイントで本人が聞いてるはずがないよねぇ？？？
轟「あれ、本当か？」
貴「……あれっていうのは私の好きな人が轟くんって言う発言についてで良いのかな」
轟「あぁ」
貴「ﾄﾞﾋｬｧ…」
あーーー！！私の馬鹿！つい最近自分の言葉に責任を持とう！みたいな事言ってたくせにもうこれだよ！！
とりあえず誤解を解こう。あれは轟くんって言っておけば諦めてくれるんじゃないかって思って、って言おう。
轟「俺は、嬉しかった」
貴「へ？」
絶対「迷惑だからやめろ」とか言われるもんだと思っていた私は驚いた。隣で並んで歩いていた轟くんの顔を見ると、目が合った時、ふわ、と轟くんは優しく笑った。
その轟くんの笑顔は凄く綺麗で、私の芽生え始めていた恋心に花を咲かせるには充分だった。
轟「───好きだ」
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きよりん(プロフ) - 小雪さん» スランプとは思えない仕上がりです‥！そうですか‥では次回を楽しみにしてます！とても面白かったです〜！(^^) (2018年7月15日 19時) (
レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - きよりんさん» スランプ中でむしゃくしゃして無我夢中で思い付き全て書きました（笑）ので続編や番外編の予定は無いですね…すみません……また面白いものを思い付いたら新しく作りますー！ご覧頂きありがとうございました！ (2018年7月13日 22時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
きよりん(プロフ) - 3日間書きなぐってこの高クオリティ！？とても面白かったのでそんな短い期間だとは思いませんでした、凄い！その後の短編や番外編の方は予定ありますか！？ (2018年7月13日 20時) (レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - ルディさん» ﾋｪ！ありがとうございます！書き殴り作品なので続編までは考えてなかったです（笑）最後までご覧になっていただきありがとうございました！！ (2018年7月13日 11時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 紫苑さん» 終わりましたー！もちろんイチャコラ致しましたとも！Let's妄想！！最後までご覧になっていただきありがとうございました！ (2018年7月13日 11時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪 | 作成日時：2018年6月30日 15時
