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君に誓う1 ページ33

凛とした空気。
晴れ渡る青空。
いつもと変わらない毎日なのに、今日は少しだけ気分が違う。
それは自分が纏っている服装のせいか。
それとも迎えに来てくれる人物のせいか。


「ねえ、近藤さん、やっぱりこんな派手なの似合わないかも…」

「何を言ってるんだ、とってもかわいいぞ。なァ、トシ?」

「あァ」

「本当に…?あたし変じゃない…?」

局長室で土方と二人、書類のチェックをしていれば、不安げな顔で部屋を訪れたAに問われ、近藤は微笑みながら彼女を見る。

髪を結い上げ、簪を挿して。

薄桃色の着物に、朱色の帯。

「似合ってないわけがないだろう。なんて言ったって俺とトシと総悟で選んだんだからな。」

「何言ってんだよ、近藤さん。結局は眼鏡ンとこの姉貴に頼み込んでたじゃねーか。」

「う……」

「だから…そんだけAが愛されてるってこった。」

(なんか土方さんにうまくごまかされた気がする…)

「万事屋が来るまで、もう少し時間あるな」

近藤が時計を見ながら、Aの頭を撫でた。
その穏やかな瞳は、子を見守る親のようで。
Aもようやく安心したように瞳を細め、穏やかな笑みを浮かべた。

「土方さんと近藤さんは、午前中に初詣行った後は仕事?」


「そうだな。お前らは他に寄ってくるトコ、あんだろ?」


「うん…。お花は午前中に届く予定だから、お昼前に取りに戻ってくるね。」


「あァ。夜は宴会だから、遅くなりすぎるなよ」


「うん」


Aが手提げを手にした瞬間、玄関のチャイムが鳴った。


「お、来たぞ。俺も一応保護者として挨拶してくるか。」


近藤がいそいそと玄関に向かい、Aはもう一度自分の姿をチェックしている。


その姿は年頃の少女そのもので。


土方は微笑ましげにその姿を見つめていた。

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あつぽん(プロフ) - アルハさん» ありがとうございます!!!私としてもすごく思い入れのあるこの作品についてそういうコメントいただけるのはすごくうれしいです!これからもよろしくお願いしますね(*^_^*) (2016年12月7日 11時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 1から読みました!話に引き込まれていって凄く面白かったです!!最高!!! (2016年12月3日 14時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - みゅうさん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるなんて本当に嬉しいです。励みになります!これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - あつぽんさんの作品は全て読ませてもらっています!どれも面白くて大好きですっ!これからも頑張って下さいq(^-^q)応援しています(*´ω`*) (2016年8月2日 19時) (レス) id: ad4e56f403 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 月夜さん» おおおお!総悟&神威好きに出会えるとは!!わたしも大好きなので、喜びのあまりにやにやがとまりません(笑)実は私の作品、神威が活躍するの多いんですよ(笑)これからも楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2016年7月4日 21時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あつぽん | 作成日時:2016年2月6日 10時

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