○42.Kento side ページ42
何処かへ行ってしまいたい気持ちで辿り着いたのは、情けないことに自分の部屋だった。
こんな状態でも、Aちゃんに会えるのを待ってる自分が女々しい。
Aちゃんのさっきの言葉を思い出すたび、悔しくて涙が浮かぶ。
「クソ…ッ…」
その時。
ドンドンドンドンッ
「なかじまけんとー!!!開けなさいよー!!!」
「…うそ…」
ガチャ…
「来るのが遅いっ!!!!馬鹿!!どんだけ待たせるの!どんだけ心配させるの・・・」
「なん…で…」
「何でって…」
「だって!Aちゃんさっきトキヤってヤツに告白してたじゃん…!」
「してないもん!!どうせならその後を聞いて行けば良かったのに…もう!あんたが!健人が好きだからここにいるのっ・・・!!」
へ…?
Aちゃんが…俺を好き?
「もっ!もっかい言って!」
「…やっ。やだ!」
赤く染まるその頬に、あっという間に緩んで行く俺の口角。
「ねえねえ、お願いだからさー♩」
「うるさい…もう…」
首の根っこを持たれたと思ったら、
チュッと音を立てて2人の唇が重なった。
「これで満足?」
「んー♡もう一回いただく♩」
また真っ赤に染まった彼女の唇にキスを落として、俺は彼女を抱きしめた。
「選んでくれてありがとう・・・。A。」
END.
219人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽっぴん(プロフ) - とても面白かったです!続編が見たいです…!!! (2017年3月3日 2時) (レス) id: c22c07e894 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅ぽにょ(プロフ) - りすさん» わぁ!ありがとうございます!!私も年下ですよ〜笑。そうなんですね!テストお疲れ様でした!頑張ります泣。これからもよろしくお願いします! (2014年11月29日 19時) (レス) id: b42ba404ae (このIDを非表示/違反報告)
りす - ずっと読んでました!すっごく面白かったです。健人君より年下ですが…(笑)私もテスト終わったばっかで頑張ってくださいね♪ (2014年11月29日 7時) (レス) id: e8a3a6402e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅ぽにょ(プロフ) - にゃさん» ありがとうー! (2014年11月26日 18時) (レス) id: b42ba404ae (このIDを非表示/違反報告)
にゃ - 完結してるー。お疲れさん。 (2014年11月26日 18時) (レス) id: 6b865dbf0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沙羅ぽにょ | 作成日時:2014年10月6日 10時