◯26.You side ページ26
「おいちゃんたちが奢ってやるから呑みなのみな!」
「明日から仕事忙しいから勘弁してー!(笑)」
なんてオレンジジュース片手に喋りながらカウンターを見るとなにやらお皿を洗うタクちゃんと話してるアイドルくん。
なんか気になったからおいちゃんに断りを入れてカウンターに戻ると
「そういえばAちゃんってどんなお仕事してるんですか?」
って(笑)
ここはタクちゃんに答えさせるわけにいかないよ〜!
「中島様、申し遅れました。ブライダルスタイリストとして働いております、宮島Aです。」
颯爽と歩いて胸ポケットにある名刺を渡した。
「…へっ?!あ、ありがとうございます!」
「A、調子乗ってなにやってんだよ!笑」
「だってまさか私のこと話してるなんて思わないもん!」
「ほら、中島くんがいろいろ聞きたそうにしてんだから話してやれよ?」
「ん?」
振り向くとキラキラな瞳でわたしを見てる人が・・・
「ブライダルスタイリストって言ってもまだアシスタントなんだけど・・・ブライダルスタイリストっていうのは主に結婚式の衣装から立ち居振る舞いまでをコーディネートするのね・・・?」
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「花嫁さんたちの笑顔が私の宝物なの♪」
全てを話し終えてスッキリしたけど・・・あ〜・・・喋りすぎた・・・
「…Aちゃんかっけー・・・。」
「へ?…ごめんね話しすぎた・・・」
「ううん!めっちゃ面白かった!」
「良かったら今度遊びに来る・・・?」
「え?!いいの?!」
「ウチは全然!広告塔になって欲しいくらいだもん(笑)ジャニーズ大好きなんだよ〜!」
「行く!いくいく!!あ、Aちゃん!」
「なに?」
「今週、また会えない?」
「ごめん・・・一週間くらいは忙しいの。」
「えー…」
ジャニーズのうるうる上目遣い。
胸がドキンと音を立てる。
「わかった!じゃあ連絡先ちょうだい?ね?」
「えーやだー(笑)」
「だーめ。教えないと襲うよ?」
この子はいつからこんな事を言うようになったんだろう・・・と思っていても近づく顔は変わらなくて
「わかった!から!ほら!そんなに身売りしなくて大丈夫だよ?」
結局折れたわたし・・・。
『宮島A』と入力された画面を満足そうにみつめるアイドルを横目に見ながらため息をついた。
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ぽっぴん(プロフ) - とても面白かったです!続編が見たいです…!!! (2017年3月3日 2時) (レス) id: c22c07e894 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅ぽにょ(プロフ) - りすさん» わぁ!ありがとうございます!!私も年下ですよ〜笑。そうなんですね!テストお疲れ様でした!頑張ります泣。これからもよろしくお願いします! (2014年11月29日 19時) (レス) id: b42ba404ae (このIDを非表示/違反報告)
りす - ずっと読んでました!すっごく面白かったです。健人君より年下ですが…(笑)私もテスト終わったばっかで頑張ってくださいね♪ (2014年11月29日 7時) (レス) id: e8a3a6402e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅ぽにょ(プロフ) - にゃさん» ありがとうー! (2014年11月26日 18時) (レス) id: b42ba404ae (このIDを非表示/違反報告)
にゃ - 完結してるー。お疲れさん。 (2014年11月26日 18時) (レス) id: 6b865dbf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅ぽにょ | 作成日時:2014年10月6日 10時