10 ページ10
ピピピッピピピッピピピッ……
「んん、、、、っ!?」
いつものように枕元に置いてるケータイに手を伸ばしながら、ここがホテルじゃない事を思い出してドキリとする
そうだ、私ホソク先輩のところでお世話になってるんだった
部屋を出るとしんと静まり返っていて、先輩が出掛けたのにも全然気がつかないくらい爆睡してたんだ、と、自分の図太さに笑えた
昨日の夜、朝ごはんは何がいいか聞いたら、
「明日の朝は練習室でパン食べるからいらない」
と言われ、ちょっと拍子抜け
練習室??と、思ってたら、ダンスを習ってる事をすぐに教えてくれた
全然知らなかったけど、高校・大学とダンス一筋で、今も大学の後輩何人かとダンスを続けているらしい
それで、週に何回かは朝練?みたいなのをしていて、今日はその日なのだとか、、、
だから、朝は基本いらないらしい
「その代わり、晩ご飯楽しみにしてるね〜〜!」
…なーんて、軽くプレッシャーかけられたけど。。。
パンがあったから簡単に朝ごはんを済ませ、夜のためにご飯を仕掛けておく
今夜は初めて先輩に作る訳だし、気合い入れないとっ
・
・
・
「あっ!ちょっとちょっとA!なんでホソク先輩と一緒じゃないの??まさか、みんなにバレるの恥ずかしくて時間ずらして出てきたとか??(笑)」
会社に着いてエレベーターを待っていると、声をかけてきたユナ
笑えるんだけどぉ!って、、、
「あのねぇ。。。全然笑えないし声デカイしウザい。」
「あ、それ言っちゃう?感謝してるんじゃなかったっけ?」
「………感謝してます。ユナさんありがとうございます。」
「もぅっ全然心こもってないっ!」
「おぉおぉ、朝からうるせぇなお前ら。そんだけ元気有り余ってんなら、仕事も頑張ってもらわないとな。」
あ、もう、、、
ユナが声デカイから厄介な人に聞こえちゃったじゃん(涙)
365人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:+はぴこ+ | 作成日時:2017年10月31日 18時