双子 ページ28
司くんはピンクのヘッドフォンの子、私は水色のヘッドフォンの子の隣りに座った。
「俺は葵ひなたで〜す！
こちらのゆうたくんのお兄ちゃんで〜す！」
「もう！アニキ俺の名前先に言わないでよ！
えっと、俺は葵ゆうたです。
アニキとは双子で見分けつかないと思うんで、
ヘッドフォンとヘアピンの色で見分けてくださいね。」
ピンクがひなたくんで、水色がゆうたくんね。
A「私はAAです。
よろしくね。」
「「よろしくね！！」」
すごい！全く同じタイミング！
ひなた「取り敢えずなにか頼もう！
俺たちはもう決めたけど、司くんたちは何にする？」
司 「そうですね…どれも美味しそうですけど…
瀬名先輩に叱られるので…。」
A「２個くらいまでならいいんじゃないかな？
私はこれとこれで。」
ひなた「え！？Aちゃんそれだけでいいの！？
足りなくない？」
A「私すぐお腹いっぱいになるから、また食べたくなったら頼むよ。」
ゆうた「それがいいね。
アニキも、あんまり欲張らないんだよ？」
ひなた「俺はこのくらい余裕だから！」
ゆうた「まぁ、男女の差なんだろうけどね。」
司 「うぅ…。」
ひなた「じゃあ司くんも、取り敢えず２個くらい頼んでみなよ。
それで食べられたらまた頼めばいいし。」
ゆうた「…アニキのそのセリフ…Aちゃんが言うべきなんじゃ…。」
ひなた「そうかも！ごめんAちゃん！」
A「ううん。大丈夫だよ。
じゃあ店員さんを呼ぶね。」
A「…ゆ、ゆうたくん？」
ゆうた「合ってるよ。俺はゆうた。」
A「あ、違う。
そういうことじゃなくてね…。
そんな赤いもの食べられるの？」
しかもその上からタバスコベチャベチャふりかけてるんだけど…。
ゆうた「うん。俺甘いもの苦手でさ。
辛いものが大好きなんだよね！」
A「え、そうなの？
でも司くんにここ教えてくれたのって…。」
ひなた「それは俺だよ！」
A「ひなたくんは甘い物好きなんだね。」
ひなた「うん。ゆうたくんとは反対なんだ〜。」
司 「私はゆうたくんと同じクラスなのです。
つい先日ゆうたくんとお話をしていた際、好きなものの話になって、
『私はsweetsが好きなのです』と言ったところ、
『俺は甘い物好きじゃないけど、アニキがおすすめのお店知ってるかも』
と教えていただいて…。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
