幼馴染みと許嫁【朔間凛月】【衣更真緒】２ (ページ25)

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京都での話ページ25

ー京都ー〜凛月視点〜

凛月「…俺ってほんとついてない〜。」

真緒「はいはい。

だから俺から離れろ〜？写真撮りたいんだよ。」

ま〜くんが構ってくれないのは置いといて…

凛月「…はぁ…。」

嵐「あらあら凛月ちゃん、大きなため息ねぇ。」

凛月「ナッちゃん、修学旅行もうちょっと後でも良かったじゃん…。」

嵐「アタシに言われたってどうにもならないわよ…。」

真緒「ごめんな。こいつさっきからずっとこうなんだよ…。」

嵐「どうせAちゃん絡みなんでしょ？」

凛月「うぅ…。」

Aに会いたい〜。

俺死んじゃう〜。

真緒「二泊三日なんてあっという間だぞ？」

凛月「…ま〜くんはいいよね。

俺より後に告白したくせに。」

真緒「関係なくね！？」

凛月「はぁ…。家に帰ってイチャイチャしたかったのに…。」

真緒「…おい凛月。」

嵐「もう、お二人さん。

今はこの旅行を楽しまないと！

学校生活で一番楽しい行事なんだから！

それに、もう最後の修学旅行かもしれないのよ？」

真緒「…そうだな。

凛月、今は京都を楽しむぞ〜。」

凛月「無理…俺…。」

嵐「んもぅ。凛月ちゃんったら…。」

ま〜くんもナッちゃんもわからないだろうけどさ、

凛月「…俺ね、5日もアイツといなかったんだよ？

連絡も取らなかったし。

それでたった2日一緒に過ごしてまた離れ離れとか…。

意味分かんない…。」

嵐「…分からなくもないんだけど…仕方ないことじゃない？」

…元々入ってた仕事と修学旅行がたまたま近かっただけのこと。

まぁ、誰かが狙ってこんなことしてたならそいつマジで許さないけどね。

凛月「…抱き締めたい…膝枕してもらいたい…笑った顔見たい…。」

嵐「膝枕くらいなら、あんずちゃんでもいいんじゃないの？」

凛月「駄目。A以外は嫌。」

嵐「まぁ！一途な恋ってやつね！素敵だわ！！」

凛月「当たり前でしょ。

…あとま〜くんならギリOK。」

真緒「俺はギリかよ！？」

Aがあと一年早く生まれてて、

同じ学校に通ってたら良かったのになぁ…。

あんずみたいにプロデューサーとして転校してきて、

Knightsの専属プロデューサーとかいいんじゃない？

いつでも一緒にいれるじゃん。

今回の修学旅行とか、一緒に行けたかもしれないし…。

まぁ、そんなこと言ったらおばさん達に悪いから言わないけど。

…A、

今どうしてるかなぁ。