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8. ページ8

Aside



 気づけば式が始まる時間になっていた。



 体育館に入れば、見知らぬ人がジロジロと私を見た。



 「フウッ」



 ギュウギュウに体育館に詰め込まれた新入生



 空気が悪すぎてクラクラする。



#21「A、大丈夫か?」



 隣に座っている昇太が、なぜか少しニヤニヤしながら言う。



 「ご心配なく-」



 少し強がるけど、全然大丈夫なんかじゃない。



#21「嘘つけ。顔ひきつっとるやん」



 「……っ」



#21「隣やし、なんかあったら言えよ」



 私の発した "ありがとう" という言葉は



 式の始まりを告げる挨拶によってかき消された。



 









 校則などの話を聞いて式は終わった。



 教室に戻った私は、倒れこむように席に座った。



 柴田くんは、眉毛を八の字にして心配したように私を見た。



#31「今井さん、、?」



 「んっ、、?」



#31「大丈夫……ですか?」



 「…うん、あ、タメでいいよ」



#31「うん」



 やっぱり柴田くんはいい子だ。



 ガラッ_______________



 勢いよく教室のドアが開いた。



 『おはようっ!入学おめでとう』



 担任らしき人が大きな声で言う。



 声が、、、大きすぎるよ。



 柴田くんなんて、捨てられた子犬のように震えてるもん。



 ビックリするわそんなもん。



 『みんな-元気ないぞ-!ほらスマイル!』



 この人、、、、、なんなんだ、、、。



 多分誰もがそう思ったと思う。



 昇太はずーっとケタケタ笑ってるけど。



 こうして本格的に私の、高校生活が始まった。


 

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設定タグ:横浜DeNAベイスターズ , 読売ジャイアンツ , プロ野球   
作品ジャンル:恋愛
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すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 了解しました (2018年3月22日 21時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - ありがとうございます!お願いします (2018年3月21日 20時) (レス) id: 3950307191 (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 大丈夫です! (2018年3月21日 16時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - 特にありませんが、おまかせでも構いませんか? (2018年3月21日 14時) (レス) id: a589a13f8c (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» コメントありがとうございます!ジャンルはこれがいいとかありますか? (2018年3月20日 23時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーき | 作成日時:2018年1月10日 23時

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