野球部の恋愛事情 (ページ43)

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Aside

　どんどんと日は過ぎていき、坂本先輩や慎吾先輩は部活を卒業した。

　それでもよく部室に顔を出してくれる。

#6「A－！今日も来たで」

　「先輩、受験勉強しなくていいんですか？」

#49「大丈夫やで」

　「まぁ…頑張ってください」

#6「まぁ…ってAらしいな」

　「ｴﾍﾍ…」

#49「えっとー俺と勇人…プロ行くから」

　「えぇぇぇぇぇぇ…！！！！！」

　プロ…って！

#19「A、どうした…」

　「坂本先輩と慎吾先輩がプロ行くって…」

#14「…え？それがどうした？」

　「それがどうしたって…え！？」

　軽すぎでしょ…

#21「A、知らんかったの？」

　「うん…」

#31「行きそうやなーとかって思わんかった？」

　「思ったけど…」

　まさかね…

#6「まぁ、そういうことだから」

#49「応援してな？」

　「はい…」

　この二人の先輩には、毎回驚かされます…。

#19「一応俺も高校出たら…プロかな？」

#14「俺は…進学してからかな…？」

　「そんなこと言わないでくださいよー！」

#19「えー！」

　「だって…寂しくなるじゃないですか」

　自然と涙が出てくる。

#21「あ、泣いてる」

　「言うな、ばか」

#31「大丈夫…A？」

　「たつぅぅぅ…」

#19「はい、そこｲﾁｬｲﾁｬしなーい」

　「して、ません…。元はと言えば先輩が悪いんですよ…」

#14「あー！康晃怒られた」

　「石田先輩もですからね」

#14「…はい」

#21「俺も進学…しようかな」

#31「俺もかな？」

　「やめろぉぉぉぉ！！！」

　この後、4人に慰められました。