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昇太side
居なくなっていたAが、傷だらけで見つかった。
Aの姿を見た途端、あの4人のマネージャーにとても腹が立った。
今すぐにでも殴りかかりたい。
「あの…」
Aが口を開く。
「私…何かしましたか?」
Aの口からは、あり得ない言葉が飛び出した。
#21「A…覚えてないん?」
「え…?」
目をまん丸にしてそのまま止まる。
#31「…4人のマネージャーに」
Aが頭を抱え込む。
#19「A…?」
「うぅっ…」
#49「大丈夫か?」
#6「これ飲んで」
ゆっくりとポカリを飲むAは、何かを思い出したようだった。
#21「思い…出した?」
ゆっくりと、そしてしっかりと頷いた。
「…私どうすれば…」
"辞めます…"
俺には ハッキリ そう聞こえた。
"それでいいのかよ!Aは何のために青戸受験したんだよ!"
俺がそれを言おうと口を開く前に、誰かが口を開いた。
#14「…Aは何のためにこの高校へ来た?」
「……」
#14「野球が好きだからじゃないん?」
「好き…だからです」
#14「だったらこんなんで辞めたらアカン」
男らしく熱く語る石田先輩は、とても大人だった。
でもこのままだったら、Aがもっと傷つくはず…
#19「健大…でもこのままだったらAは…」
#14「それを守るのが、俺らやろ?」
「…石田先輩っ」
#14「一応言っとく。辞めたら、それくらいの軽い気持ちやったって思うことにするで俺は」
「はい!意地でも辞めません!」
#19「俺ら頼っていいからな」
「はいっ!」
Aはやっぱり…Aだ。
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すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 了解しました (2018年3月22日 21時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - ありがとうございます!お願いします (2018年3月21日 20時) (レス) id: 3950307191 (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 大丈夫です! (2018年3月21日 16時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - 特にありませんが、おまかせでも構いませんか? (2018年3月21日 14時) (レス) id: a589a13f8c (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» コメントありがとうございます!ジャンルはこれがいいとかありますか? (2018年3月20日 23時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーき | 作成日時:2018年1月10日 23時