野球部の恋愛事情 (ページ31)

今日:1 hit、昨日:25 hit、合計:43,136 hit

31. ページ31

Aside

　「す…すみません」

　振り返るとそこには、ﾎﾟｹｯﾄに手を突っ込んでいる石田先輩が居た。

#14「気をつけろよ」

　そう言い残して歩いて行った石田先輩の顔は、今まで以上に暗かった。

#19「じゃあ！」

　石田先輩を追いかけるように、私の前からいなくなった山崎先輩は、

　どこか少し悲しそうだった。

　先輩が居なくなって、周りの視線は全て私に向けられていた。

　"何あの子"

"1年の分際で、何様?"

　そんな声が私の耳に届く。

　何も起きませんように。

　そんな私の願いは

　

　叶わなかった。

　部活が終わり片づけをしていると

彩「A-！ちょっと手伝ってくれない？」

　そう彩先輩に声をかけられて、部室よりも奥にある部屋に呼び出された。

　そこはあまり掃除されていないようで、ﾎｺﾘっぽかった。

彩「あんた、なんで呼び出されたか分かってるでしょ」

　やっぱり…。

友紀「健大に近づかないでねって言ったでしょ？」

杏里「慎吾にも」

美鈴「康晃にもね」

彩「約束を守れない人は要らないの」

杏里「だから、苦しんで？」

　ｸﾞｯと髪を掴まれる。

　「ｳﾞｯ…ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…」

　みぞおちのあたりに痛みがはしる。

　倒れると、顔や頭、腕、足、腹などを4人の先輩に殴られる。

　ﾎｺﾘっぽい部屋と、殴られ続けるせいで私の体力は、どんどん無くなっていった。

　ｶﾞﾁｬｯ

　鍵がかかる音と、先輩の笑い声がした。

　私はここに閉じ込められたんだ。

　「ﾊｱｯ、ﾊｱｯ…」

　私の意識はそこで途切れた。

　新作アンケートします。

　＜短編の場合＞

　・どこの球団がメインか

　・ジャンルは何か

　＜長編の場合＞

　・どこの球団の誰がメインか

　・ジャンルは何か

　答えてくださったものの中から選んで、新作を書きたいと思います。

　

　コメント欄にてお待ちしてます!

　
　皆さんの意見、たくさん教えてください!!

　

　すなっち