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この出来事は代々的に新聞に取り上げられた。そして人殺しのレッテルを貼られたジルは、フローレス家を勘当され遠く離れた田舎町の教会へと預けられた。そこでも問題の絶えなかった彼女の前に扉が現れた。彼女は引き寄せられる様に扉を開いた。

"ブラックホール"の魔法はフローレス家に伝わる独自の魔法でその危険性から禁忌の魔法とされていた。魔力が多ければ多い程危険性は増していく。ジルは生まれながらに魔力の量に恵まれてい為使用することが出来た。しかしまだ小さな身体に膨大な魔力の量は不釣り合いな事に加え彼女は魔法を上手くコントロール出来ず暴走させてしまった。そして事件は起こったのだ。本には記載されて居なかったが使用者が吸い込まれた場合人格が崩壊し別人になるとの事。故にこれは禁忌の魔法であった。
ジルが常に身につけているチョーカーは魔力調節装置。未だに膨大な魔力を持つ彼女は、再び問題を起こさないようにとフローレス家の人間が送ったチョーカーを身に付けており魔力を向こうから管理されている。夜な夜な彼女の部屋から悲鳴が聞こえるが、ブラックホールで飲み込んだ両親とこの世に生まれるはずの妹の声で魘されている悲鳴である。翌日にはケロッとしており記憶が無いように見受けられる。

全寮長の中では最も寮長らしくない寮長と言える。特別な統率力も無ければ尊敬される性格でもない。彼女にあるのは相手に有無を言わさない実力である。
器用で天才肌で何事もそつ無くこなす所が名高い魔術師家系な出だけある、物理的な力が強く筋骨隆々の男性と対等に殺り合う事ができる腕力である。彼女の欠点という欠点は圧倒的性格である。
また、彼女は盛大に暴れることが可能な寮長の座(という彼女の解釈)を一年時から狙っていた。その為に実力を身につけていた事も寮長の座を掴み取るきっかけともなったのではないか。

こう見えて神様の存在を信じているが信仰心は低い。
己のことは生徒たちが信仰する神様直々に選ばれたレープハフトカレッジを支配する神様だと思い込んでいる。自分が神だと自称するため信仰心が高い人達からは白い目で見られがちである。
聖ラム審問会に関しては肯定派。寧ろ彼女は毎日審問会を楽しみにして生きている節がある。折檻されている相手の表情を見ることが好きで、衝動に駆られ我慢出来ずパニッシュメントの仕事を横取りする事まである。

【関係】→←.



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作者名:田中 | 作成日時:2020年8月1日 7時

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