ふわふわ彼氏とふわふわ彼女。【br】【W.T】

ふわふわな日常 4 ページ5

華山side




『赤野さん……！』


赤野「えっ、僕じゃだめだった？」


『いいえ！』



屋上で待ってくれていた人は、赤野さんでした。

私は嬉しさのあまり、屋上のドアから動けなくなってしまった。

すると赤野さんが私の手を引いて、自分のお弁当が置いてあるところに連れていってくれた。



『あの…何か？』


赤野「へっ！？

あっ、いや、そのっ…」


『きちんと言ってください』



緊張のあまり、きつい口調で話してしまう。


こんな感じで話していたら嫌われるに決まってる…


赤野「い、一緒にご飯を食べたくて…二人っきりで。」


『っ…』



ぶわぁっと顔が熱くなるのを感じる

"二人っきりで"

その言葉の威力が、私には重かった


『い、良いですよ別に。構いません』


赤野「！
ありがとうございます！」



そう言ってニコッと微笑む赤野さんに、私もニコッと微笑み返した


赤野「！じゃあ、ご飯食べましょうか！」


『ふふ、はーい』


赤野「何笑ってるんです？」


『いいえ。何も』



"犬みたいで可愛いですよ。赤野さん"








パカッと二人でお弁当の蓋を開ける

…赤野さんのお弁当綺麗…



『赤野s((赤野「えっすごい…華山さんお弁当手作りなんでしょ？」は、はい』


赤野「えーすごーい！ねぇねぇ、今度から僕にも作ってくれない？」


『……






はい、良いですよ』



赤野「やったぁ！」



私は赤野さんのお弁当のことを言おうとしたけど、赤野さん本人に邪魔をされたので、嫌なのかな。と思い言わないことにした


…何か焦ってるのかな…？


赤野「『いただきます』」



手を合わせて二人一緒に言う









赤野「華山さん、僕たち同い年何ですから…敬語無しと名前呼びにしませんか？」


『！

良いですよ』ﾆｺｯ



赤野さんに言われたとき、私は自然に笑顔になった。


…これが"幸せ"なのかな。









じゃあ、この時間がいつまでも、いつまでも続きますように。









、









、









そう思ってもやはり、時間は過ぎていく。
…残念だな


ｷｰｰﾝｺｰｰﾝｶｰｰﾝｺｰｰﾝ

お昼休み終わりのチャイムが鳴る
私はお弁当の箱をもってこう言った



『悠久さん、また明日も二人っきりで食べましょうね。お弁当、作るよ。待っててね』


赤野「…うん！」









次回っ、放課後の赤野さん達！！

一体六人でどのような会話をするのか！

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