第32話 ページ37
A「一虎はこっちとこっちどっちが好き！？」
一虎「あ？そんなん知らねえよ」
クレープを食べ終わり近くの複合施設の中に入ってアパレルショップを見ている私達
気になるお店が目に入っては一虎の腕を引っ張って突入する
単純に服が好きというのもあるが一虎の好みを探りたい、そういう意味も兼ねていた
A「もう！さっきからそればっか」
一虎「別に俺の好みに合わせる必要なくね？お前からしたらさ」
確かに一虎と好きで付き合ってるわけじゃないと表向きなっている以上あまり聞きすぎるとバレてしまう
A「で、でも後々のために男の子ウケしやすい服装とか聞きたいなぁ〜・・なんて」
一虎「あ？好きなやつでも出来たのかよ」
明らかに気を悪くした声をする
やばい
A「ち、ちがうよ！？そんなんじゃないから！」
全力で首を振るも彼の機嫌は収まりそうになかった
一虎「・・・強いて言うならこっち」
私が持っているうちの片方を指さし言い捨てる
以外、もっと露出の高い方好きだと思ってた・・
一虎「・・俺以外のやつに肌見せんのはむかつく
今日だって脚見せすぎなんだよ・・」
ぶつぶつと独り言を言っている側で私は一虎の指さした服を持ってお会計に進む
次のデートではこれを着ていこう
お会計を済ませ戻ると
一虎「なぁ！A！これよくね！？」
もう機嫌が直ったらしい一虎がめずらしくはしゃいでいる
手に持っていたのは一面、虎柄のシャツだった
A「う〜〜〜〜〜わっダッッッッサ！！！！」
心の底から思った言葉が口に出る
一虎「あ？なんだよ、かっけえだろ！」
いつも学ラン姿で知らなかったが一虎ってまさかファッションセンス皆無？？
しかも虎柄って・・・
一虎は珍しく目を輝かせどや顔でシャツを私に見せびらかしている
A「・・・・・ぷっ」
一虎「？」
A「あはははははっ！！！一虎っ・・ださっ・・！！あははっ・・！！」
思わず吹き出し大声で笑う
一虎「なに笑ってんだお前！！」
A「だって・・ダサいんだもんっ・・あはは！！」
真剣にかっこいいと思っている一虎が面白く、そしてその姿がとても愛しかった
彼にこんな一面があるなんて知らなかった
もっといろんな一虎を見たい、そう思った
A「あーお腹痛い・・！」
一虎「・・・・」
しまった笑いすぎたと思った私
しかし一虎は私の手を取り
一虎「次は俺の行きたいところな」
満面の笑みでそう言ってくれた
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レナ(プロフ) - ロキロカさん» ロキロカ様！ありがとうございます！楽しみにして頂けると嬉しいです！ (2021年8月26日 14時) (
レス) id: fa520e0763 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - すたーさん» すたー様！コメントありがとうございます！更新は波がありますが気長にお待ち頂けると幸いです！ (2021年8月26日 14時) (レス) id: fa520e0763 (このIDを非表示/違反報告)
ロキロカ - レナさん» では楽しみに待っています！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: b7f1a55b66 (このIDを非表示/違反報告)
すたー(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！更新楽しみにしてます！ (2021年8月24日 23時) (レス) id: f613f7667d (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ロキロカさん» ロキロカ様！コメントありがとうございます！申し訳ないのですが作品の内容に関する質問・要望には一切お応えできません汗（一度答えるとキリがないので）ご了承ください。ただ一つだけ言うと最終的な結末は決めているので気長にお待ち頂けますと幸いです。 (2021年8月24日 13時) (レス) id: fa520e0763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レナ | 作成日時：2021年7月19日 22時
