ひゃくごわ! ページ31
『…じゃあ、最後に私から軽くお話ししちゃおうか』
特に内容ないのに、皆んな話を聞く姿勢で申し訳ねぇよ私は。
『まず、私の正体は秘密にしなくてもいいから。とはいえ、説明するのも面倒だろうから、聞かれたらさあなって誤魔化しとけ』
「言ってもいいのか?」
『私はいいぞ、上の爺さん連中がどう思ってるかは知らねーけど♡』
「フッフッフ、良い根性してやがる!惚れ惚れするなァ!」
今日言ったことで世間に知られて“私が”困ること…うん、やっぱりねぇな。
知られたいわけでもないが。
『情報は人の生み出したもので、価値があって、それを欲してる奴はいる。それを踏まえてどうするかはお前らのデリカシーと良心と知性に任せるよ』
「急に脅すじゃねぇか…!」
他人のことをペラペラ喋るということ。
“A”という人間の情報を知ること。
“A”に関する知識を取引に使うこと。
どれも同じことで、それぞれ異なったリスクを伴う。
ま、好きに使えよ。
『それから、覇気な。見聞色が1番強いけど、得意なわけじゃねぇの』
ちょっと遠い未来なら少し見れるんだな。
…っても、そこまでものにはできてねぇけど。
『得意なのは武装色。苦手なのが覇王色。…もしかすると、今まで無意識に覇王色の覇気を出してたことあるんじゃねぇか?』
「ある」
「あるね」
「あった」
「あるな」
「あるねェ〜」
『え、悪い』
急に海兵達全力肯定してくんじゃん。
だってちょっとムンッ!ってしたら使えちゃうから難しいのよ。だってほら、私って強いし。
『本当はここで武装色見せてやろうと思ったけど、銃触りたくねぇからやめた!』
「別に銃じゃなくても良いじゃねェか」
『……見栄も張らせてくんねぇの…?』
「ん”ッ!?!!」
『アハハ』
「お前……本当にそういうところだぞ…」
だって皆んなが私がか弱いオンナノコだってこと忘れたかのように雑に扱うからさァ?
普通だったらそんなに凄まれたら怖くて泣いちゃうだろって教えてあげてんの。
『…んで、射的の腕はこんな感じで…バーンって』
「ッ…!!?」
「モリア!?」
『んん〜〜〜!さすが私!キレッキレ!!』
「いや、待て!」
私が撃ったのが、モリアのオデコにヒット。狙い通り。
ちなみに私にストップをかけたのはスモーカーな。
『だぁいじょうぶ、殺してねぇよん。なァ?元気だよな、モリア』
「ッてぇ…!ブチ殺すぞテメェ…!!!」
『ほら元気』
「そこじゃねぇよ!」
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無礼物(プロフ) - みいさん» ありがとうございます!嬉しいです〜!ただいま公開させていただきました!1話ずつのゆっくり更新ですが良ければご愛読ください〜!! (4月27日 2時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - めっちゃ面白くて大好きです!続編の4を見たいんですがパスワード教えてもらえますか? (4月26日 17時) (レス) id: 8f5dfff377 (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - Rin'lanさん» ありがとうございます〜!!続きは修正中だから非公開にしてて、修正できたものから公開するようにしてます…!申し訳ないです。かなり遅いんですけどちまちま更新するので良ければ気長にお付き合いください! (3月6日 5時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - 楽さん» ありがとうございます!!続きはあるんですけど手直し中でボロボロの状態なのでもう少しお時間頂きたいです…!すみません!楽さんのコメントでそのことをどこにも書いてないことに気づきました…!!書いておきます!本当にありがとうございます! (3月6日 5時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
Rin'lan - めっちゃ面白いです!…続きってどうやって見るんですか? (3月4日 15時) (レス) id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無礼物 | 作成日時:2018年2月18日 22時