捨てられた私を拾ってくれたのは金髪の彼でした NO.3【現パロ】

NO.84 ページ6

｢ずりぃ｣

『…何が』

｢俺だって…俺だって学校でAに勉強教えたい!!そーいう青春したい!!｣

『学年違うからどうにもならんでしょうが』

｢じゃあ留年して待ってるから｣

『バカ言うな』

テスト期間始まってから4日目で､この金髪おバカがついに壊れた

今日は家で真面目に勉強会中

サボはどの教科も､1番頭のいい発展クラスに所属している

その方が成績が上がるからそれはいいけど､発展クラスな分､いい点数を求められストレスが激溜まりするらしい

実は私も古典は発展クラスなんだなー
そのほかの教科のクラス分けは2年からだってさ

『もー…サボ､ストレス溜まりすぎておかしくなってるよ…』

｢もー!いやだ!やだやだやだやだやだやだ!!!!!!俺は勉強したくないっ!!!｣

『…ファンの子が見たら泣くよ…?』

｢泣けばいいじゃねぇか!!お・れ・は!!勉強したくねぇの!!!ずっとこうしてAのところに埋まってたい｣

サボはストレスが溜まるとすぐ私に乗っかってくる(たまに私を自分に乗っける)
そんでもって収まりのいい所を見つけて離れなくなる

『はぁ…｡一体今までのテスト期間どうやって生きてきたの』

｢エースに埋まってた｣

『…エースいるんだからエースに埋まりなよ』

｢やだ!!｣

｢お前､本当にストレス溜まるとわがままになるよな…｣

今日は､我らが長男､エースくんが家に来てくれております

『よく今までコレを1人で……｡お疲れ様です』

｢いやいや､どーってことねぇよ｡慣れたし｣

やれやれ､という顔で微笑むエース

…聖母?

｢……あ"ー…ルフィが足りん…｣

『ルフィは特別授業だから仕方ない』

｢あいつまた引っかかったのか｣

『残念なことに…』

ルフィは中間テストで全教科赤点もしくは赤点ギリギリだから"特別授業"という謎の授業に引っかかってしまった

多分ゾロも引っかかったかな…

｢ふぅ｡ほら､サボ｡こっち来い｡Aは今､頑張ってるから｣

｢うぅぅ…｣

うめき声をあげながらサボはエースの腹筋へと吸い込まれていく

エースの腹筋でサボが力尽きると､エースは少し嬉しそうに笑った

｢あははっ｡ほんと､しょうがねぇなぁ｡ルフィがいねぇとすぐだれるんだから｣


…あれ､もしかしてエース


サボが自分に埋まりに来ないの少し寂しかった?

満更でもない顔してるし…

おいおい｡エース可愛いな!!?

『もうお前ら結婚しろ｡私がルフィと結婚するから』

｢｢は?｣｣

本気でそれが1番いい案だと思う(真顔)

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