(物理的に)小さかった降谷さんがいる世界へと行きました。【名探偵コナン】II

第七十八話 ページ44

「本当に大丈夫？一人で帰れる？」


「大丈夫だよ」



私より年下であるコナンくんに心配されてる私は一体。

事務所で休ませてもらったおかげで体調が戻ったのでおいたまさせて頂くことにした。



「……あ、はいこれ」


「…黒糖のど飴？」


「お礼…って言ったらなんだけど。ありがとう、それじゃあね」



家にあったからパクって来ててよかった。

零には好きにしていいと言われているし、これくらいは大目に見てもらおう。

あとで報告はするが

そうだ、ハロくんの散歩にも行くんだった。

散歩が終わったら換気をして掃除機でもかけよう。

それから洗濯物を畳んで…

やる事がたくさんだ。



「ちょっと博士。買い食いはだーめ。だから太るのよ」


「今日だけ…」


「ダメ。ちゃんとカロリー計算してるのに無駄になるでしょ。たこ焼きは没収」


「そんなぁ哀くん…」



あ…ハンカチ



「…すみません、これ落としましたよ」


「あ、ありがとうございます。…もう、これ博士のよ」


「すみません…」


「いえ、それではこれで」



いつか会うと思っていた人達に今会って、少しテンションが上がる。

袋を持っていたし買い物帰りだろうか。

灰原哀、阿笠博士。

いずれも主要キャラクター。

江戸川コナンの正体を知っている人。

ここで関わっておいて損はないだろう。

…それにしても、灰原哀、可愛かったなあ。

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