第六十五話 透side ページ22
ポアロでハムサンドを作っていた時、冷蔵庫を開けた梓さんは「あ!」と大きな声を出した。
「どうしましたか?」
「イカ墨パスタのイカ墨、あと2人前しか無いんです…安室さんすみません、買ってくるのでその間お店のことお願いしてもいいですか?」
「いえ、僕が買ってきますよ」
「え、そんな悪いですよ。私の把握不足なので私が買ってきます」
中々折れない梓さんに僕は半ば無理矢理「いいですから、梓さんはお店のことをお願いしますね」と言い、財布を持ち店を出た。
スーパーに向かって歩いていると、組織用のスマホが鳴る。
差出人はベルモットからだった。
20:00とだけ送られてきたメッセージを見て、僕はため息をひとつ零す。
Aに夕食を作れないことを悔やみ、プライベート用のスマホから家電にかける。
テンプレの音を聞き届け、Aが出るのを待つ。
『……もしもし。ふ…安室ですけど』
「僕です。よかった、電話に出てくれて」
『れ、零か…よかった…』
「はい。すみません、早めに帰れると思ったのですがどうやら二十四時過ぎそうです。冷蔵庫に作り置きがあるのですみませんがそれを食べてください。それと、ハロのご飯もお願いできますか?上の棚に入っているのでカップ1杯分を」
『わかった…気をつけて』
「…はい、ありがとうございます。それでは」
Aが僕の苗字を名乗り電話に出た事に愛らしさを感じ顔が綻ぶ
それと同時に、家に帰れないという申し訳なさが生まれた。
とりあえず、今は目の前の仕事を片付けようとスーパーまで出向いた。
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yu-kun(プロフ) - まだ見ていただいてる方へ。アカウント変えて続き書いてます。よろしくればプロフからどうぞ。 (2023年4月5日 4時) (レス) id: 7bcd0f2da7 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - 「続き」じゃなくて「終わり」になってるから続くのか心配です....見たいです。作成さんも都合があると思うのでそこは首を長くして待っておきます!更新をが楽しみです (2022年6月24日 11時) (レス) @page46 id: c0ec2f5f77 (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推し(だが渋い槇寿郎も好き) - 続きがとても気になります!更新楽しみに待ってます! (2021年5月2日 18時) (レス) id: c50ca7ded5 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 感情がリアルで凄くドキドキします!続き楽しみです! (2020年6月17日 9時) (レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)
名無し - わー!続きが気になります!更新楽しみにしてます(^^) (2020年3月18日 5時) (レス) id: 1e13ba2df3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yu-kun | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yyyh/
作成日時:2019年10月6日 16時