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第四十五話 ページ2

痛い。

体中が、とてつもなく痛い。

突然体中の痛みに気が付き目を覚ます。

辺りを見渡せば、そこは建物と建物の間。

すなわち路地裏だった。

その建物に、背を押し付け私は座っていたのだ。



「…ここは」



どこだ。

ともかく立ち上がろうと地面に片手を付けた時だった。



「お姉さんっ!大丈夫!?怪我してるよ!?」



聞いたことのある声だった。

声のした方へと目をやると、光が眩しくて声の主の顔をよく見えない。

でも、わかった。

この少年のシルエットは…。



「酷い怪我…大丈夫…?」


「…ああ、大丈夫だよ」



やっと絞り出せた声。

彼は、そう。

名探偵コナンの主人公



「僕のお家、って言っても居候だけど…この近くなんだ!手当しにおいでよ!」



江戸川コナンだ。



「…うん、そうさせてもらおうかな」



嗚呼。

今度は私が、こちらの世界に来たのか。



「ところで…君の名前は?」


「僕?僕の名前は江戸川コナン!探偵さ」


「…江戸川、コナン。いい名前だね」


「えへへ…ありがとう…ってそんなことより!早く手当てしなきゃ!行こう、お姉さん!」



私の手を取り、立つように促す江戸川コナン。



「申し訳ない」



痛む足に力を込め、壁をつたって立ち上がる。



「僕が支えてるから、お姉さんは僕に体重かけていいよ!」


「…ありがとう」



ひょこひょこと歩き、江戸川コナンくんに連れられ毛利探偵事務所へと向かった。



「ここだよ!近かったでしょ?」



歩いてすぐに、毛利探偵事務所があった。

そんな近かったのか。



「早く階段登ろう!」


「ああ」



少しずつ、少しずつと階段を上り

江戸川コナンくんはドアを開けた。



「ただいま!蘭姉ちゃん!」

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yu-kun(プロフ) - まだ見ていただいてる方へ。アカウント変えて続き書いてます。よろしくればプロフからどうぞ。 (2023年4月5日 4時) (レス) id: 7bcd0f2da7 (このIDを非表示/違反報告)
美月 - 「続き」じゃなくて「終わり」になってるから続くのか心配です....見たいです。作成さんも都合があると思うのでそこは首を長くして待っておきます!更新をが楽しみです (2022年6月24日 11時) (レス) @page46 id: c0ec2f5f77 (このIDを非表示/違反報告)
さねみん推し(だが渋い槇寿郎も好き) - 続きがとても気になります!更新楽しみに待ってます! (2021年5月2日 18時) (レス) id: c50ca7ded5 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 感情がリアルで凄くドキドキします!続き楽しみです! (2020年6月17日 9時) (レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)
名無し - わー!続きが気になります!更新楽しみにしてます(^^) (2020年3月18日 5時) (レス) id: 1e13ba2df3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yu-kun | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yyyh/  
作成日時:2019年10月6日 16時

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