また、めぐり逢う。

唇 ページ20

隼「葵は何飲む〜?」


ん〜、お酒飲もうかな?レモンサワー、梅酒も良いなぁ。


涼太「レモンサワーか梅酒どっちにしようかな?とか?ビンゴ!?」


わぁ、さすが長年一緒にいるだけある。分かっていらっしゃる。

『ビンゴ!良く当てられたねぇ!』

涼太「葵の事ですから(笑)何だかんだ分かるよ。」

龍友「涼太くんはほんまに王子様やなぁ。逆にお姫様は王子様の事分かるんかなぁ?(笑)」



うっ、グレーゾーン。



龍友「何てな(笑)意地悪し過ぎたわ(笑)」


こんな話をして、お酒も飲んで1時間後…。


むすっ。
むっ。
むすっ。


ただいま玲於くんがこんな効果音が出そうな顔でこちらを見つめています。


お酒に強い私はまだ酔っておりません。
みんなは、(涼太以外は)ベッロベロですが(笑)


玲於「葵〜!ここ来てぇ‥‥むすっ。」


ほら、こちらにも酔っぱらいが1人。


『はーいはい。』


玲於「ねぇ。かわいいね(*´∇｀)ﾆｺ」



!!!!!!!!!!



今までこんなデレられたことない…。



玲於「何で今日涼太くんと一緒に来たのぉ?」

『一緒に行こって誘われたからだよー。』



玲於「葵は涼太くんが好きなのぉ？」

.


.


.


.



はっ!?





玲於「顔、赤いよぉ? むすっ。」


『う、うるさい!』



ドサッ。


『キャッ!?』



私…






玲於に押し倒されてる‥?


玲於「顔を赤くしたヤツには罰を与えなきゃな。」

真顔でそんなこと言ってきたと思ったら






『えっ、れ、玲於何をっ…んっ……。』




何か柔らかいものが



私の







唇に当たった。





唇が、






『熱い』






ドタン。






玲於「Zzz……。」

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