237「狐につままれて」玉森side ページ37
玉森side
A「私、両親を亡くしていて…。」
(玉森)「えっ…」
俺は、ドライヤーを止めた。
A「私が大学4年の時に、山の事故で亡くしました。
両親は2人で登山に行き…、
標高2730メートル付近から滑落したんです…。
私は、県警の方から知らせを受け、兄と現地へ向かいましたが、
あいにくの酷い悪天候で…。
その翌日、天候の回復を待って県警のヘリが捜索してくれて…
滑落した現場からおよそ130メートル余り下の斜面で発見されました…。
うん…、もうね…、その時には両親…救助の呼びかけにも応じずで、
その場で死亡が確認されたんです…。」
Aは、背中を丸めながら俺の方は一切振り向かずに一気に話しきったという感じだった。
…………
……
、、、
まじか…、、、
まじか…、、、
まじか…、、、
、、、、、
それを聞いた俺は、その言葉ばかりが心を埋め尽くし、
身体全身を駆け巡っていく…、、。
、、、、、
宮田から ちょうどさっきLIN○もらったけど…、、
お兄さんと二人暮らしって…そういう理由だったんだ…、、。
、、、、
A「実は、私の右耳は…、
この…両親の出来事を機に…、、。」
あぁ……、、ご両親のことが、ここで耳の件とも繋がる訳かぁ…、、、。
……、、
……
(玉森)「…ごめん、、ツライのに…思い出させて…。」
俺は、まるで狐につままれたような思いだった。
ようやく振り絞って出た言葉も…、、
こんなありきたりな慰めにもならないようなものしか出ないまま…、
呆然としてしまっていた…。
……、、、
、、、、
……
Aは、すごく辛くて…
苦しいのに、
こうして話してくれて…、、
だけど、
出来事のスケールが故に、
今…何と返すべきか…、、
何と返答すればいいのか…、、。
だって、一気に両親を二人とも亡くすって…、
相当なダメージだった訳で……、、。
……、、、、
Aいわく、
旅行出発の朝は元気に�爐い辰討�ます�甅爐い辰討蕕辰靴磴き瓩靴燭蕕靴い掘帖�
それで、
もう…帰ってこないんだからさ…。
……、、、
俺は、ロクな返答が見つからないまま、
ただただ頭の中が真っ白になっていく一方だった。
……
…
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りんこ(プロフ) - ソフィアさん» お返事遅くなりました。ソフィア様のコメントに確かに！と思ってしまいました。作者うっかりでした。ありがとうございました (2022年12月4日 0時) (
レス) id: 3cd5f55fb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - こんばんは、いつも楽しく読ませてもらっております。焼肉のためシャワーって、主人公ちゃん！ワンピのニオイは取れませんよ！と、思ったけど、多分ラボンのファブリックミストをシュッとするんで解決！ですよね？ (2022年11月5日 20時) (レス) @page40 id: 06f6b1f19d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんこ | 作成日時：2022年9月18日 1時
