銃質 ページ17
ニーナ｢Aちゃんといるとね、私、すっごく安心するの。
こんな…ひどい目にあったのに、いつも冷静で、すごいよね＾＾｣
A｢そんなことないよー！｣
私が私でいられるのは、ニーナのおかげだから。
――恥ずかしいから言えないけど！
ジュンと毎日喧嘩して、
ニーナに毎日たしなめられて、
ニーナと毎日おしゃべりして。
そんな他愛もない日々がこれからも続くように。
――私は戦う。あなたを守るために。
A｢ニーナはどんくさいからねー！
私があなたのことを守って｣
ニーナ｢Aちゃんっ危な……ッ｣
鳴り響く銃声。
A｢ニー…ナ？｣
私にもたれかかる、小さな体。
ニーナ｢A…ぢゃんッ……逃げ…………うっ！！｣
もう一発。銃声が鳴り響く。
――ニーナが、私を、かばって…？
――え、ニーナが撃たれた…？
――ニーナは私が守る…
｢くそっもう一人を打ち損ねた。
こっちはもう弾切れだ。｣
｢まあ、見たところただのガキだ。
短剣で十分だろ。｣
A｢あんたら……｣
｢ん？なんか言ったか？｣
A｢ニーナを……
……ニーナを、返せえええエエッッ！！！｣
何かが、切れた。
怒り？
悲しみ？
希望？
絶望？
倫理とか、そんなもの、この世になかったんだ。
――人の命を布きれみたいに扱うお前らを、
――私は許さない。
――たとえ、お前らのような屑に成り下がってでも。
私は、そこにいた人全員を射殺した。
銃声に気がついて、またここに来た大人全員を射殺した。
銃弾がなくなったら、殺した大人たちの銃で、大人全員を射殺した。
肩に、鋭い痛みを感じた。
ああ、私も死ぬんだな。
コイツらみたいに。
鉛弾くらっただけで死ぬなんて、なんて滑稽なの。
――ああ、痛い。
私も痛みを感じられる程度には、人間でいられたんだ。
――会いたい。
ニーナ、守るって言ったのに、
ごめんね。
守ってあげられなくて。
こんな、ただ人を殺す獣に成り果てた私を守ってくれて、ありがとう。
こんなことなら言えばよかった。
――ニーナがいてくれたから、私は幸せだった。
――ありがとう。
いつが最期になるのか分からないこのご時世。
当たり前という幸せに気付けなかったこの愚かな私を、
どうか許して。
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空芦真＠(プロフ) - お願いですから、更新してくださいはまりました← (2013年12月27日 19時) (携帯から) (
レス) id: d5b1cfe98f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ@ネットの住人(プロフ) - ありがとうございます！えっとやり方は涼ノ宮さんのボードに書きますのでそちらを見てください！ (2013年12月26日 19時) (レス) id: b41428a779 (このIDを非表示/違反報告)
涼ノ宮(プロフ) - ユキ@ネットの住人さん» ありがとうございます！私もこれからどうしようか検討中です…。もちろんおｋです！ただ、やり方がよく分からないので、ご指導お願いします(笑) (2013年12月26日 19時) (レス) id: 0353e6eb73 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ@ネットの住人(プロフ) - これから、どのように話が動くか楽しみです！あとよろしければ友希していいでしょうか？ (2013年12月26日 19時) (レス) id: b41428a779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼ノ宮 | 作成日時：2013年12月25日 20時
