さん ページ5
よし、兄貴は腹パンしてもまだ寝てるし、今のうちにここを出よう…
そう思って玄関の扉に手を伸ばした
「どこに行くんだ」
伸ばしていた手がピタリと止まる
『…朝早いんですね、ブチャラティさん。』
振り向かずにそう答えた
ブチャラティ「そっちこそ。…ところでお前」
「スタンド使いだろ」
その一言で、俺はバッと振り向いた
『…アンタ、"どこまで知ってる"?』
すぐ後ろは扉だと言うのに、俺は少し後退りをした
まるで猫に追い詰められた鼠。蛇に睨まれた蛙。
「いいや、俺はお前の口から語られたことしか知らないさ。…質問に答えろ。お前はスタンド使いか?」
音が出ないように後ろ手でドアノブを捻る
『…残念ながらそれには答えられないねッ!』
俺は皮肉な笑みを浮かべて全力で外に駆けて行った
『はぁ…ここまで来れば、大丈夫か…?』
かなり遠くまで走ってきたせいで疲れた…
勢いで路地裏まで行く
日陰で少し休もう…
「フーッ」
『んひっ!?』
いきなり耳に誰かが息を吹きかけてきた
「おやおや、随分可愛らしい反応をしてくれるじゃあないですか。」
『じょっ、ジョルノ!?いきなり何をっ…』
ジョルノがそこにいた事に驚いてから、俺は隣にもう1人誰かがいることに気がついた
「ったく、面倒事を増やさないで下さい。」
あ、これ詰んだ。
理解するのにそう時間は掛からなかった
「さて、帰りましょうか」
「そうですね。」
『あ…あ……』
「「何してるんですか、早く行きますよ」」
『ひえ…は、ハイ……』
「で?結局お前はスタンド使いなのか?…まぁ、逃げた時点でもう分かりきっている事だけどな」
『うっ……そうだよ、スタンド使いだよ!』
ヤケクソでそう答えた
「アレ、もしかしてこン中に入ってんのって…お前のスタンドか?」
『ハイ…』
ミスタさんがリュックサックを開くと、そこには赤と青の小さな2体のスタンド……ゲーミングツインズがお互いを庇うようにしながらこちらを涙目(?)で見上げていた
全員から説明を求めるような眼差しを向けられる
『…コイツらはゲーミングツインズ。名前は特に決めてない……デス。』
能力は…別にいいか
「能力は?」
うっわ最悪
『えと…無機物をねじ曲げる、です。』
再び全員がG・Tを見つめる
視線に耐えられなくなったのか、G・Tはリュックサックから飛び出し俺に縋るようにくっついた
106人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もなかこし餡派(プロフ) - ねこなべやみなべさん» 知ってもらえてたとは…!めっちゃ嬉しいです!私も更新頑張ります笑 (2021年3月22日 17時) (レス) id: bc9046e05a (このIDを非表示/違反報告)
ねこなべやみなべ - もなかこし餡派さん» え!?もなかこし餡派さん!?!?ありがとうございます!!頑張ります!!あといつも応援してます!!! (2021年3月22日 12時) (レス) id: 0b1665532f (このIDを非表示/違反報告)
もなかこし餡派(プロフ) - え、、、めっちゃ好きですッ…!更新頑張って下さい! (2021年3月22日 1時) (レス) id: bc9046e05a (このIDを非表示/違反報告)
ねこなべやみなべ - 夢御神槌さん» ありがとうございます!夢御神槌さんの萌えの糧になれますように…☆更新頑張ります! (2021年3月18日 17時) (レス) id: 0b1665532f (このIDを非表示/違反報告)
夢御神槌(プロフ) - えっ、、、こんな好みの小説見たことないっ、!!!好き、、控えめに言って大好き、、、、ジョジョのこうゆう小説少ないので嬉しすぎる、、、、萌えだわ(真顔) 主さんのペースで更新してくださいね!それでは騒がしいやつでした!!! (2021年3月18日 1時) (レス) id: f59e7bfd64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねこにこみ x他1人 | 作者ホームページ:http teno1
作成日時:2020年12月24日 13時