俺のクソ兄貴【黄金の風】【男主】

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多分こいつら全員スタンド使いだし…G･T(ゲーミングツインズ)が見つかったらまずい…殺されるかも。

｢えー、嫌がんなら別に無理やりはしねぇけど…猫でも入ってんのか？｣

『えぇ、まぁ…』

猫とは程遠いのだが…そういうことにしておこう。

｢…というか、急に敬語になりましたね？｣

『き、君以外は全員年上だし…一応、ね。』

うー、謎の緊張のせいで上手く話せない…

｢でも俺にはタメ口だろ？｣

『当たり前だろ家族なんだから』

あ、兄貴相手なら結構スラスラ話せる。

くそ、G･Tめ…！頼むから大人しくしててくれよ…！

『あー…あの、俺そろそろ帰っても…』

これも嘘。あんな親父がいる家になんて帰らない。…つまりは野宿だ。

｢どこにだ｣

『え、そりゃあ勿論家に…』

ブチャラティさんの質問に答えながら、どう夜を過ごそうか考える

寒いのは勘弁だ。どこかちょうどいい所があればいいんだけど

｢…また嘘をついているのか｣

『何の事ですかね』

またバレた。でもとぼけてやり過ごそうとした

｢…今日はここに泊まるといい。フーゴ、空いている部屋はあるか？｣

｢あー、多分ないと思います。｣

な、なんか勝手に話が進んでいる…

｢じゃあ、俺の部屋こいよ！｣

｢それがいいんじゃあないか。お前ら兄弟だろ。｣

…まぁ、うん




｢へへっ、なんか懐かしいなぁ…この感じ！｣

特に断る理由もなくて即決定したよね〜…

『…言っておくが、俺はお前のこと大っ嫌いだからな。』

｢えぇ!?な、なんでだよ〜！｣

…っ、俺を置いていった兄貴なんて、嫌いだ。

『自分で考えろ、ばかっ…！』

俺は不貞腐れてベッドに寝転がった

｢A〜…｣

兄貴はベッドに座った

『…なんで、おいてったんだよぉ…』

あの時の寂しさを思い出して、涙がでてきた

｢え｣

『きらいっ…きらいだ、だいっきらいだ…！』

枕をぎゅっと抱き締めてそう言った

｢…じゃあ、もっかい好きにさせる！｣

兄貴もベッドに寝転がって、俺を後ろから優しく抱き締めた

『やれるもんならやってみろよ…』

俺はそれだけ言って、眠りに落ちた。





『なっ…なッ…!?』

翌日…目が覚めた時には既に向かい合うような体勢になっていて、少し動けば顔が当たってしまう程くっついていた。

驚きと恥ずかしさで兄貴を腹パンしたのは言うまでもない。

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