BTSと書いて猛獣と呼ぼうか シーズン4

＊ ページ27

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ヘッドフォンをしている彼は私の声に気づいてない









「わっ！！」






RM「うおっ、びっくりした」









砂浜で1人座ってる彼を後ろからおどかしてみる









「ハハッ、そんな驚く？」




RM「あーまじで、心臓止まるかと思った、急にどうしたの？」




「ナム氏とお話しようと思って」




RM「それでわざわざここまで来たの？隣おいで」




「やった！」




RM「俺も今ちょうどヌナのこと考えてたんだ」




「え？」









ヘッドフォンを首にかけてうつむき気味にそう言う彼は今日は一段とカッコいい









RM「ほら、」









そう言って見せてくる携帯の待ち受けにはナム氏と私の2人きりのセルカ









「あ、これ昨日撮ったやつ？」




RM「おう、」




「もう！ナム氏がいきなりカメラ向けるから私変な顔してるじゃん」




RM「可愛いと思うけどな」









ニコニコしながらそう言ってくれるナム氏にこれ以上何も言えなくなる









RM「会いたかったよヌナ」









ナム氏は変わった









最近すごくストレートに気持ちを伝えてくれるようになった









RM「ハハッ、ダメだ、俺こうゆうことほんとは言えないのに」





「でも言ってくれるよね」






RM「言ったじゃん、本気出すって」






「うん……」






RM「今も本気出してるしヌナの前だといつも本気出してるよ」









そしてナム氏の手が私の手にのびる









ここで自然と手を繋いでくるナム氏はずるい









ドキドキが止まらない









「今日暑いね」




RM「だな」




「星もいっぱいあるし」




RM「………」









何も言わず星を見ながらボーッとしてるナム氏









今なら言えるかもしれない









RM「綺麗だな」




「うん」




RM「すげー」





「ねえナム氏」





RM「ん？」





「好き」

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