BTSと書いて猛獣と呼ぼうか シーズン4

＊ ページ14

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JN「あ、A」









綺麗な顔で微笑む彼に胸が高鳴る









(カシャッ)









「今撮った？」



JN「うん撮った」









ジン君が持ってるカメラの先には明らかに私がいる









「何で撮ったのやめてよ」



JN「綺麗だったから」









そのクサいセリフを平然と言えてしまう彼はきっと私がどれだけドキドキしてるか気づいてない









「海撮ってたの？」



JN「うん、Aは何で来たの？」



「ジン君が海にいるって言ったから」









私にしては積極的なことを言ったな









ソワソワしてる私をジン君はじっと見つめる









「なに」



JN「今Aすごい可愛かったよ」



「へ？」









そう言って私のほっぺに手を添えてくる









見つめ合うだけでこんなにドキドキするなんて









静寂の中で見つめ合っていると近づいてきた彼の綺麗な顔









JN「……ッッ、ごめん」









ほんとに、ほんとに唇がくっつきそうになったとこで寸止めしたジン君









「何でよ」



JN「ん？」



「やめないでよ」









そう言った私は無意識に大好きな彼に自分からキスをしていた









顔を離すと明らかに固まってるジン君









そんな固まられても…









恥ずかしくなった私はジン君の胸に顔を埋める









「そんな見ないでよ…」



JN「A」



「…ん？」



JN「顔見せて」



「いや」



JN「A」









優しい声で私の名前を呼ぶ彼









気づけばずっと好きだった









ジン君に名前を呼ばれるのが









ゆっくり顔を上げるとすぐに近づいてくるジン君の顔









「……ッッ」









今度はしっかりくっついた唇にドキドキが止まらない









ジン君はゆっくり離れると私を静かに抱き寄せる









JN「A」



「うん」



JN「今のって」



「うん」



JN「勘違いしてもいいよね」



「勘違いってなに」



JN「俺のこと好きなの？」



「……そうなんじゃない？」



JN「え？」



「ジン君に会いたいって思ったのもさっき私からキスしたのも全部」



JN「……」







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「私ジン君が好き」









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