各自の目的地 ページ49
小松「は、はぁっ……す、すご……」
『お疲れ？』
小松「はい……ちょっと、舐めてました……」
肩で息をして荷物をやっと置いた小松くんにドリンクを渡すとごくごくと飲む。疲れていたと思いきや目を輝きに満ちているのでこの後も中を見るんだろうな、と考えていると飲み干したグラスを置いた小松くんが話を始めた
小松「はぁ……それにしても…世界のグルメ界を繋ぐ巨大線路……ワールドコネクト、すごいですねぇ……」
『そういえばサニーとココはどこで降りるんだい？』
サニー「オレは観光地じゃねーが、ワック大陸、三途の道へ続く森だ……」
ココ「三途の道！？グルメ界へ続く道の入り口じゃないか！！」
トリコ「サニー、お前、まさかグルメ界へ！？」
サニー「いやいや、んなバカな事しねーよ。…ちと、ある男に会いにな……」
ココ「三途の道にいる人間は1人しかいない……サニー、お前もなかなか一筋縄ではいかない旅だな…」
小松「ココさんがどこで降りる予定なんですか？」
ココ「ボクは約2か月後、ジダル王国付近だね…」
トリコ「ジダル？！IGO非加盟地域か！グルメ犯罪の横行する治外法権！！」
小松「お、お2人とも…なんだか、ただならぬ旅で……」
サニー「アホか松！おめーらのが1番険しーから！！」
ビシっと指さしたサニーに一瞬ビクッとするがすぐに納得したのか頭をかきながら答える小松くん
小松「え、えぇ…何といっても、グルメピラミッドですもん……」
サニー「ちげーよ！その前だよ！！」
小松「え？その前……？トリコさん、その前って…うちらどこかに……？」
トリコ「うおっ！純金クジラだ！旨そーーっ！！」
小松「ねぇトリコさ……」
小松くんの問いかけよりも海に現れた純金クジラに目がいっているトリコをもう1度小松くんが呼びかけると振りかえって笑ったトリコ…いつのまにか大きなワイングラスを片手に持っていて酒を飲んでいたらしい
トリコ「そりゃーまぁ……そのうちわかるさ、」
小松「そのうちっていつですか〜〜〜？！」
トリコ「明日くらいかな？」
小松「早っっ！！」
だがサニーやココが言っている通り、猛獣はもちろんだがもう少し違う恐怖の対象にも遭遇する危険な場所である…これをどうオブラートに説明するか悩むが、言ったらきっと行きたがらないだろうと予想して私は話をそらすことにした。
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reetlu(プロフ) - ねこ大好きさん» ねこ大好きさん、コメントありがとうございます！そう言って頂けますととっても嬉しい限りです('∀`)♪頑張って早く更新出来るよう書きますね！！ (2022年6月23日 15時) (
レス) id: 9798949604 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 面白くて一気見しました！続きを楽しみに待ってます！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page29 id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reetlu | 作成日時：2022年5月31日 1時
