【短編集】賑やかな彼らと。2

おはようのちゅー feat. てつや ページ23

Aside


「てーつーやー！！」

て「…」

「早く起きろー！」



現在8:30。そろそろ家を出ないと集合時間に間に合わない…のにこいつはまだ寝ている。


いつもは"Aのちゅーがないと起きれん…"なんて言いながら起きるんだけど…




「てつやさーん？？起きないと虫さんに怒られるよー」


て「...ﾋﾟｸｯ」



あ、反応した

昨日も怒られたみたいだから、怖いらしい。

でも寝たフリとかやることは小学生なのね..




まぁ、この精神年齢小学生を起こす秘策はあるんだけど、



「起きてたらおはようのちゅーしてあげようと思ってたのに」

て「Aおはよう！！」

「おはようてつや、遅れちゃうから早く準備してね」



ガバッと勢いよく起きたてつやに言い放つ


て「え、おはようのちゅーは？」

「ないに決まってるでしょ」

て「えー！なんで！！！俺起きたやん！！」

「起きたんじゃなくて寝たフリしてたでしょ」

て「ほんとにいま起きた！！！」

「...」

て「あぁー、Aのちゅーないと起きれん〜」


ふぁ、っとひとつ欠伸をしたかと思えば、手首を掴んでベットに引きずり込もうとする



「てつや、手離して」

て「いやだ」



掴まれてるところを引き離そうとするけどさすがに力で勝てるはずがなくてつやに抱きしめられるようにベットにイン


当の本人は"へへ、Aちゃん〜"なんて言ってご機嫌な様子



とりあえずここから出たい。もう嫌な予感しかしない


て「...ねぇA」

「ん」

て「自分の言ったことはちゃ〜んと責任取らんとね？」



ーーーーーー

まぁ、あとはご想像にお任せします＿|＼○＿

リスカ feat. りょう→←禁欲。 feat. てつや

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す