【短編集】賑やかな彼らと。2

散髪 feat. てつや ページ13

Aside

てつやが髪を切った。普段と違う雰囲気に、ドキドキしてしまう。


て「Aー！髪切ったんだけど、どう？！」



きらきらと目を輝かせて抱きついてくる彼


んん、似合ってる。ずるい。



「…うん、」


て「え？A冷たくない？」


「ううん、？」



肩を落としてしゅんとするてつや。



て「…Aー、？」




声も身長も、普段となんにも変わらないのに、いつもと違う人みたいで、緊張して、不自然な距離を取ってしまう。


そんな私に、彼は怪訝そうな顔を向ける。


短いのも似合うとか、ずるい。でも、そんなことでこんなにもドキドキしているのが悔しい、


だから、かっこいいなんて言ってあげない。私の、ささやかな抵抗。



て「Aってば、ど？」


「…うん、いいんじゃない」


て「うん、いいって、いいんだけど、もっとこう、」


きっと、かっこいいって言ってほしいんだなって、分かってるけど、ほんとにかっこいいから悔しくて。



「……か、っこいいよ、」



でも、かっこいいよって言ったら、もっともっと嬉しそうに笑うのを知ってるから。



て「ほんと？！…へへっ」



だから、いつでも、かっこいいよって言ってあげたい。



照れたようにへらりと笑う彼が大好きだから、これからもかっこいい彼でいて欲しいから。



「……好きだよ」


て「…！？！……おれも！」


「…ふふっ」


て「急にどしたの」


「…素直になろうと思って」



感情が顔に出やすくて分かりやすいけど、どんなときもかっこいい彼に似合うように。




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うううーん、わからん！！


というかネタがなっしんぐなんですよ、助けてください(((

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